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小グループのガイド

月刊QT誌(日ごとに湧く泉)の 小グループ聖書勉強のテキストとガイドが見られます。


日付 題目 お名前 投稿数
2014-01-02 2014年 1月号 2週次 365qt 1832
1月号 2週次

1. 良心が麻痺しているにせ奉仕者たちの教えは何で、わたしたちはそれに対してどのような態度を取らなければなりませんか(3~5節)。
-> 偽りの奉仕者たちは、結婚することを禁じたり、食物を断つことを命じたりして禁欲主義を教えた(結婚と食物は基本的な欲求である性欲と食欲に関するものである。ヨセフスはクムランのエッセネ派が「快楽を悪とみなして拒み、克己を徳とみなして尊重し、結婚を軽んじた」と述べている。このユダヤ教の変形は、ギリシャ哲学、特に、物質を悪と考え、物質世界を軽蔑した初期の霊知主義と結び付いた)。これについてパウロは、「食物は、信仰があり、真理を知っている人が感謝して受けるようにと、神が造られた物です」と力説する。たとえ汚されたとしても、神のことばと祈りとによって聖めることができる。みことばと祈りで聖められないものはない。

2. にせ教師たちは、初めから正しくない意図で教会の中で偽りの教えを語ったと思いますか(1~2節)。
-> パウロは、にせ奉仕者たちが信仰から離れたと語っている。彼らもまた、初めは信仰に立っている者であったが、惑わす霊と悪霊によって「惑わされた」のである。初めは正しい意図によって教えを語ったのかもしれないが、「良心が麻痺して」判断力を失い、無感覚になって、神様のみこころと関係なく偽りを語るにせ奉仕者になったのである。

3. 判断力を失い、にせ教師となった理由が何だと思いますか(6~7節)。特に、なぜ彼らは禁欲主義におちいってしまったのか、それぞれの考えを分かちあってみましょう。
-> 「信仰のことばと良い教えのことばとによって養われ」(6節)なかったからだ。また、俗悪で愚にもつかぬ空想話の影響を受け、肉体の鍛錬よりも霊的な敬虔のための鍛錬の重要性に気付くことができなかったからだ。敬虔のための鍛錬は、別の表現を使えば、りっぱな奉仕者になるための秘訣である。真理によって養われなければ、人間の堕落した宗教心に従うようになるか、世のほかの宗教や学問が追求するところに従うようになる。初代教会の異端も、当時のヘレニズム哲学に従う霊知主義を追求した。同じように、今日の異端も世俗の学問やほかの宗教の影響を受けている。

4. 誠実な奉仕者になる秘訣は「信仰のことばと良い教えのことばとによって養われる」ことだと言えますが、この鍛錬がもたらす利益はどんなものですか(8節)。
-> 禁欲主義による「肉体の鍛錬」は、まことの信仰の成熟につなげることができない。むしろ、神様のみことばに従うことと、信仰の進歩を成す上での障害となる。敬虔の鍛錬はすべてに有益で、今のいのちと未来のいのち、つまり、現在の人生と後に完成する神の国での利益がある。わたしたちの人生の中で、あらゆる高ぶりをとりこにし、王の王であられるイエス・キリストに服従させることは、単なる「禁欲主義」的な方法ではできない。みことばによる敬虔の鍛錬が必須である。

5. エペソの教会に仕えるテモテが、鍛錬によって誠実な奉仕者を任命することに労苦を惜しんではならなかった理由は何ですか(10節)。わたしたちの共同体は、誠実な奉仕者を立てるために、どのような労苦をしているのか点検してみましょう。
-> 教会の中で、敬虔の鍛錬を通じてキリストに完全に服従するりっぱな奉仕者を立てる目的は、わたしたちの人生の希みを、所有や自分の目的の成就ではなく、神様に置く者を育てなければならないためだ。

6. 誠実な奉仕者となるために、みことばの鍛錬を受けていますか。もしそうなら、どのような鍛錬を受けているのか、どのような動機で始め、それが自分にどのような影響力を与えているのかをわかち合ってみましょう。そして、これを通じて真理だけを伝える誠実な奉仕者になれるよう、ともに祝福し、祈りましょう。
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