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小グループのガイド

月刊QT誌(日ごとに湧く泉)の 小グループ聖書勉強のテキストとガイドが見られます。


日付 題目 お名前 投稿数
2013-04-02 2013年 4月号 3週次 365qt 1975
3
偽りの美しさと不十分な和解
サムエル記第二14:25~33

1. アブシャロムの美しさはどれほどでしたか。特に、彼の美しさが現れている部分はどこですか(25~26節)。
-> イスラエルの中でもアブシャロムほど美しさをほめはやされた者はおらず、足の裏から頭の頂まで非の打ちどころがなかった。特に、彼の髪は王のはかりで200シェケルもあるほど豊かで美しかった。

2. このように美しいアブシャロムですが、今どこにいて、どのくらいの間ダビデ王の顔を見ることができませんでしたか(28節)。その理由は何ですか(24節)。
-> アブシャロムはエルサレムに住んでいたが、2年間父の顔を見ることができなかった。これは、ダビデ王が命じて「私の顔を見ることはならぬ」と言ったからである。

3. アブシャロムは、ダビデ王に会うためにどのような方法を使いますか(29~30節)。アブシャロムがアムノンを殺した後の行動や言葉からみて、彼はどのような人物だと考えられますか(参照/13:28、14:30、32)
-> アブシャロムは、はじめにヨアブを王のところに遣わして王に会おうとヨアブのもとに人をやったが、ヨアブは来ようとしなかった。すると、ヨアブの気を引くためにヨアブの大麦畑に火をつけた。こうした行動からみると、アブシャロムは何事も非常にち密に計画してから行動する人物だが、自分が正しいと思うときには殺人さえはばからない人物である。また、必要あらば畑に火をつけるなどいつでも極端な方法を使える人物であり、兄弟を殺しても王の前で自分に咎があるのかないのかけりを付けたいと言うほど、ふてぶてしい者だといえる。

4. ついに、アブシャロムとダビデは和解します。しかしこれは、ダビデのわが子に対する度を越えた愛情と、アブシャロムがやましささえ感じずに犯した罪が解決されないままになされた和解です。33節のみことばから、どのような印象を受けますか。
-> まず、ダビデの公正でない処置が残念である。まず犯罪を懲戒しなければならないのに、ダビデはただ会おうとしなかっただけで、美しき息子アブシャロムを戒めない。アブシャロムからは彼のち密さとわがもの顔の性格が感じられ、身体とともに心が美しくないときどんな致命的なことが起きるのか考えさせられ、恐れさえ感じさせられる。

5. 本文の中のダビデは、どのようなところが不十分に見えますか。また、アブシャロムは神様のあわれみを受けるために、どう行動していなければならなかったでしょうか。私たちの中に、ダビデのような失敗や、アブシャロムのような考えがないか振り返り、分かち合ってみましょう。
-> ダビデには、人間的な優柔不断な愛に先立って正義がなければならなかっただろう。特に彼が一国の王ならば、なおさらそうした部分が求められる。また、もしアブシャロムが神様の御前で罪を告白し、自分の美しさについて謙遜な心を持っていたなら、神様の哀れみを受けることができただろう。

6. 神様に愛された王でも、すべてのものを手にした王子でも、失敗したり高慢になることがあります。私たちの中に回復されるべき正義は何か、より謙遜に生きるためにこの一週間に何ができるか、ともに考えてみましょう。家庭や職場、人間関係において何をすべきか具体的に決心し、このためにともに祈り、かならず実践してみましょう。

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