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小グループのガイド

月刊QT誌(日ごとに湧く泉)の 小グループ聖書勉強のテキストとガイドが見られます。


日付 題目 お名前 投稿数
2023-04-17 2023年 5月 4週次 365qt 140
2023年5月号 GBS 4課
箴言6:6〜11
熱心と誠実で主に栄光を

イソップ童話「アリとキリギリス」は汗を流して働くアリが生き残り、働かずに遊んでばかりいたキリギリスは悲しい結末を迎えるというお話です。人々はこの話に大きく共感し、重要な徳目として勤勉さと誠実さを挙げました。多くの人々が「アリとキリギリス」のお話に共感する一番大きな理由は勤勉に生活することの大切さをよく知っているからです。しかし、自分の怠惰な姿に反省しながらも「明日からは本当に変わらないと!」と決断する人もいれば、繰り返される日常によって失望し、自責する人もいます。頭ではわかっていても、行動に移すことのできないことについて、聖書はどう語っているか一緒に分かち合ってみましょう。



1.ソロモンは怠け者に何をしろと言いますか(6節)。
-「怠け者は蟻のところへ行け。そのやり方を見て、知恵を得よ。」と言います。

2. ソロモンは蟻がどんな環境にいて、夏のうちは何をすると言いましたか(7〜8節)。なぜソロモンは「蟻から知恵を得よ。」と言ったのでしょうか。
−蟻には首領もつかさも支配者もいません。これはすなわち蟻たちには指導者がいないので、彼らを監督し、指揮する者がいないということを意味します。しかし、蟻たちには、自ら自分の仕事をしっかりと全うすることができる知恵があります。ですから夏のうちに食物を確保し、刈り入れどきに食糧を集め、冬に備えることができるのです。しかし、箴言の著者が「蟻から知恵を得よ。」と言った理由は何でしょうか。人々が小さくてたいしたことのない存在だと思っている蟻でさえも、神の創造の秩序に従って、やるべき仕事を真面目にしているのに、神様の似姿に造られた人間が怠けることは、神様の創造の秩序に反することだと教えるためなのです。


3.ソロモンが言う怠け者の特徴は何でしょうか。彼らの結末はどうなると言いましたか(9〜11節)。
-ソロモンは、怠け者はいつまでも横になって寝ていると言いました。「もうしばらく眠ろう、もうしばらくまどろもう、もうしばらく横になろう。」と起き上がってこず、いつまでもベッドで横になります。これは体力の回復のために睡眠が必要な場合ではなく、怠けが原因です。神様が私にくださった時間と健康と賜物を浪費している姿です。著者は怠け者には、付きまとう者のように貧しさが、武装した者のように乏しさがやってくると警告しています。

4.ソロモンは怠け者には貧しさと乏しさに陥ると言いましたが、この他にも怠け者と勤勉な者について聖書には何と書いてありますか(参照 10:4、13:4)。人が怠けず、勤勉に生きなければいけない究極の理由は何ですか(参照/ロマ12:11)。
-今日の本文では怠け者が貧しさと乏しさに陥ることになるとあります。その反面、勤勉な者は富み、豊かに満たされるとあります。しかし人が勤勉でなくてはいけない理由は単純に富や豊かさのためだけではありません。前に言及したように、勤勉であることは神様の創造の秩序です。またパウロは「勤勉で怠らず、霊に燃え、主に仕えなさい。」と言います。この言葉は人生のすべてを尽くして主に仕えなければいけないということです。霊的な部分はもちろんのこと、私たちの人生すべてをかけて主に仕え、これを通して、主に栄光を捧げなくてはいけません。そのため、聖徒は決して怠けた生活を送ることはできないのです。誠実な主が、怠けた生活を通してでは、栄光を受けられないからです。


5. 神様のかたちに似せて造られた人は主に仕えるものとして、常に怠ける習慣を捨て、勤勉さと熱心さをもって主に仕えるために最善を尽くさなければいけません。私は神様の子どもとして神様に仕えるため常に誠実に行動していますか。

6.聖徒は食べるにも飲むにも、何をするにも、すべて神の栄光を現すためにしなければいけません(Ⅰコリ10:31)。私の人生全ての領域において、勤勉で、誠実な姿勢で最善を尽くして任された仕事に取り組み、主に栄光を現すために何を決断しますか。分かち合ってみましょう。

主に仕え、何をするにも主の栄光を現すためにしなくてはならない聖徒は勤勉でなくてはいけません。怠け者の聖徒は、「もうしばらく眠ろう、もうしばらく休もう」というような気持ちで生活をしているので、「熱心」という言葉を知らずに歩んでいます。ですから宗教改革者ジャン・カルヴァンは怠けた習慣は一番危険な悪だと叱責したことさえあります。したがって、すべての聖徒は怠けた習慣を捨て、主との交わりをより大切にし、礼拝と奉仕に最善を尽くさなければいけません。また家庭と仕事場でも勤勉に任された仕事を最後までやり遂げなければいけません。もし、「もうしばらく眠ろう 、もうしばらく休もう。」という怠ける気持ちが私の中にあったら、蟻を通して神様の創造の秩序を学びましょう。毎日の生活の中で、熱心さと誠実さをもって最善を尽くし、汗を流し、主に栄光を捧げる人生を歩みましょう。

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