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小グループのガイド

月刊QT誌(日ごとに湧く泉)の 小グループ聖書勉強のテキストとガイドが見られます。


日付 題目 お名前 投稿数
2021-10-28 2022年 1月 2週次 365qt 228
ヨシュア記 3:3~17
行ったことのない道

新型コロナウイルス・パンデミックの後、私たちの生活には多くの変化がありました。「社会的距離(ソーシャルディスタンス)を保とう」などの新造語も登場し、以前とは比較にならないほど、衛生にも注意するようになりました。私たちはこのような変化を「ポスト・コロナ」(コロナ時代)と呼び、新型コロナウイルスの前の時代とは区別しています。イスラエル共同体は「モーセの死」の前後で大きな変化を経験しました。荒野での40年の間、民を率いていたモーセがもうこの先は一緒にいないという状況の中、イスラエルは新しいリーダーヨシュアに従ってカナン征服のための戦いに臨まなければなりませんでした。まだ行ったことのない道に進まなければならないイスラエルの民の歩みを見て、「ポスト・コロナ」という前人未踏の道をどのように歩むべきか考えてみましょう。

1.イスラエルのつかさたちは、民に対し、どのように契約の箱の後ろに進むようにと言いましたか(3~4節)。
-イスラエルのつかさたちは、民に対し、祭司たちが1) 契約の箱をかついでいるのを見たら2)彼らがいる場所から離れ3)二千キュビト (約 1km)の距離を空けて契約の箱についていかなければならないと命じた。

2. 民は契約の箱について行くときどんな準備をしなければなりませんでしたか(5節)。
- 民は契約の箱について行かなければならないだけでなく自分をきよめなければならなかった。

3. ヨシュアは契約の箱をかついだ祭司たちに、先にヨルダン川を渡るように命令した後、民にはどんな指示をしましたか。彼らが何を知らなければならないと言いましたか(8~10節)。
-ヨシュアは契約の箱をかついだ祭司たちにまずヨルダン川に入るように命じた。そして民に神様が示したみことばを聞くようにと命令した(9節)。
こうして川を渡る作戦が始まりましたが、ヨシュアは川を早く渡ろうというどころか、民に、神様が示されたみことばを聞くようにと言った上1)神様が民の中におられること2) イスラエルの民のためにカナンの民族を追い出してくださることを知らなければならないと言った。

4. ヨシュアはイスラエルの民に神のみことばを宣言した後、またどんな指示を下しましたか。約束のみことばに従った民は何を目にすることになりましたか (11~12節、 16~17節、 参照/ 出 14:21)。





-ヨシュアはイスラエルの民に全地の主の契約の箱がヨルダン川を渡るのを「見よ」と言っている。氾濫期のヨルダン川の幅は300m~1000mに達するが2000キュビト(約 900~1000m)の距離を空けて契約の箱について行っていた民は、契約の箱と祭司たちだけがヨルダン川の真ん中に至るまで川岸で見ていなければならなかっただろう。荒野で生まれた次世代の若い者たちに世代交代がなされたイスラエルの民は、紅海の奇跡を話としてだけ聞いていたが、今回は直接奇跡を目撃したのであった。紅海の水がわかれたときと違った点があったとすれば、モーセがしていたようにヨシュアが出て手を差し伸ばすことはなかったし、夜じゅう風が吹いて水を押しているということもなかった。神がみことばを持って臨在されていることを表す契約の箱が川に入って、川の真ん中で水をとどめている姿は、ただ神様が主人公になられた瞬間であった。神様ご自身がイスラエルのために道を開いてくださった様子を目撃した民は、ヨシュアが先立って宣言された約束のみことばを信じないわけにはいかなかっただろう。
川を渡る行進の始まりには契約の箱がまずあったが、契約の箱が川の真ん中に到達した後には移動せず民全員が川を渡り切ってしまうまでそこにとどまっていた (17節)。民は
契約の箱の後に続いており、契約の箱の横を通り過ぎるとき、自分たちを守る箱をその身をもって経験することになった。そして契約の箱は最後の民の一人が渡った後に陸に上がってきた。イスラエルの民は先立ってわざを始められた神が、業の進行中に彼らの中におられ、業がすべて終わるまで守られ、ともにおられるということを体験した。

5.神様は先立って事を行われます。あなたは新しいことをする時、その事の進行や仕上げまで完全に神様のみことばにより頼んでいますか。
6.行ったことのない道に進まなければならないとき、恐れに捕らわれないで、神様が行われる驚くべきことを期待し進んで行くために、何を決断しなければならないでしょうか。分かち合いましょう。

イスラエルが400年間のエジプト生活と40年余りの荒野での生活を後にし、新しい道を歩むとき、神様は彼らが従うべきみことばをくださいました。イスラエルの出エジプト時代、荒野時代はみことばに従うか従わないかで決定される時代でした。モーセの死後、つまりモーセ時代の基準も同じです。神様は民が神様のみことばに従うならば彼らがまだ行ったこともない道を歩むときにもその道を教えようと約束してくださいました。私たちも一寸先もわからないといった時代に生きていますが、その時その時でみことばという、変わらない真理をしっかりつかみ、揺るがされることなく主が与えてくださる道に歩まなければなりません。まだ目にしたことのない道を進むとき、恐れに飲み込まれてしまうのではなく、みことばを基準にし、いつも揺るがされることなく生きる信仰の子どもとなりましょう。

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