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小グループのガイド

月刊QT誌(日ごとに湧く泉)の 小グループ聖書勉強のテキストとガイドが見られます。


日付 題目 お名前 投稿数
2021-10-28 2022年 1月 1週次 365qt 220
ヨシュア記 1:1~9
神様に視線を向けよ

マット・チェンドラーは、『不信の時代を生きるクリスチャンの勇気』という本で「恐れがないなら勇気もない。恐れを感じてこそ勇気を持てる」と語っています。これは不安な状況で、恐れよりもっと重要なものを知るようになったとき、本当の勇気を持つことができるという意味です。これはイスラエルのリーダーシップ交代にも同じように適用されます。神様はモーセの後を引き継ぐ指導者としてヨシュアを選び、恐れるよりももっと重要なことがあることを覚え、勇気を出し、カナンの地を征服せよと命令されました。神様がイスラエルの新しい指導者に語られたもっと重要なことが何か、詳しく見てみましょう。

1.神様はモーセが死んだあとに、誰をイスラエルの指導者として立て、新しい指導者にどんな命令をされますか(1~2節)。
- 神様はモーセが死んだ後、モーセの後を継ぐ者としてヌンの子ヨシュアをイスラエルの指導者として立てられた。
-神様はヨシュアにモーセの後を継ぎ、イスラエルの指導者としてすべての民とともに立ち上がってヨルダン川を渡り、カナンの地へと行くように語られた。



2.神様がイスラエルの民に約束された土地の範囲について、どう書かれていますか(4節)。
-神様はモーセに語った通り、イスラエルの民が足の裏で踏むところすべての土地を与えると約束された。そして神様はヨシュアにイスラエルの民が征服すべき土地の範囲を知らせてくださった。南の国境線はアラバの荒野、北の国境線はレバノンで (ヘテ人の全土はシリアの北の部分を指す)、東側の境界はユーフラテス川、西側の境界は大海(地中海)である。

3.神様はイスラエルの新しい指導者となったヨシュアに何を約束されましたか。神様はヨシュアをカナンに遣わされましたが、その場面とモーセをエジプトに遣わす場面には、どんな共通点があるでしょうか(5節、 参照 /出 3:12)。
-神様はカナン征服のために旅立つヨシュアに励ましと守りを約束された。神様がモーセと一緒におられたように、ヨシュアとも同じようにともにいると言われ、決して見放さず捨てないと約束された。
- 神様がヨシュアを指導者として立てられ、カナンの地へ遣わす場面は、シナイ山でモーセを召し、エジプトに遣わした場面と非常に似ている。二つの場面両方に「私はあなたとともにいる」という約束が与えられている。神様の臨在と同行を指す、同じ表現「エフエ」 ‘エフエ’(‘私が <あなたとともに>いる’)が用いられている(参照 /出 3:12)。これは出エジプトは神ご自身がされたことであるので、カナンの征服もご自身がなさるという確信の表現である。民は主がともにいてくださることを信じ、どんな敵も立ち向かうことができないほど強くしてくださる神を信じなければならない。神様はその信仰を持ち、堂々と歩みを進めていきなさいと民に命じられている。



4神様がヨシュアに繰り返し命令された内容は何でしょう。何を守るように言われましたか(6~9節)。ヨシュアが神様のみことばを完全により頼まなければならない理由は何でしょう。
-神様はヨシュアに「強くあれ。雄々しくあれ。」という命令を三度も繰り返し語られた。ヨシュアは自分の前にどんなことが起きたとしても驚いたり恐れたりしてはならず、ただ神様が一生ともにいてくださるという事実をしっかり信じて強く大胆にカナンの地の征服のために進んで行かなければならない。
-
神様はヨシュアに律法を守り、律法をその口から離さず、昼も夜もそれを口ずさむように、記録された通りみな守り行うようにと語られた。神の民は神のみことばである律法により頼まなければならない。神様のみことばは、カナンの地を征服する民を正しい道へと導く里程標である。ヨシュアとイスラエルの民はその里程標が支持する道に従って進まなければならない。

5.聖徒は恐れのなかにとどまらず、神様に視線を定めなければなりません。あなたはどんな恐れの中でも、ただ神様だけを見上げて、使命に励んでいますか。
6.あなたが神様のすべての約束を完全に信頼し、大胆に進んで行くために必要なことは何でしょう。分かち合ってみましょう。

神様はモーセの後を引き継いでイスラエルの民を導く指導者としてヨシュアを立てられました。そして新しい指導者であるヨシュアに、恐れず、ただ神様をより頼んで強く大胆にカナンの地を征服するようにと語られました。「信じない時代」に生きるクリスチャンに、最も必要とされる勇気とは何でしょうか。それは私たち自身から視線を離し、主を見上げることです。ヨシュアは神様から頂く偉大な勇気をもって何にも妨げられることなく神様からの召命の任務に就き、ついに乳と蜜の流れる地を征服し、平安と安息を得ました。このように恐れにとどまっていてはなりません。ただ神様に視線を固定し、福音の使命を力強く担っていく神様の子となりましょう。

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