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小グループのガイド

月刊QT誌(日ごとに湧く泉)の 小グループ聖書勉強のテキストとガイドが見られます。


日付 題目 お名前 投稿数
2021-10-28 2021年 12月 3週次 365qt 294
ヤコブの手紙 1:12~18
誘惑の試みに打ち勝て

イギリスの小説家ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキンの小説『指輪物語』は全世界で最も売れた長編小説のうちの一つです。この小説では強力な力を持った指輪が登場します。この指輪を見る人々は、その指輪を手に入れたい欲望に捕らえられてしまいます。しかし欲望の誘惑に誘われてその指輪を自分のものにしてしまうと、堕落の道を歩むようになり、悲惨な最後を迎えるのです。そのため、小説の主人公たちは試みに打ち勝ち続けなければならず、指輪を破壊しようと努力をします。彼らの経緯は数多くの試みを経験する聖徒の人生を連想させます。ヤコブの手紙のみことばを通して、聖徒が人生で直面する誘惑と試みをどのように解釈しなければならないかともに考えてみましょう。

1.ヤコブは試練に耐える人が幸いである理由について何と言っていますか(12節)。
- ]試練に耐える人は、主がご自分を愛する者たちに約束されたいのちの冠を受けるからだと言っている。

2.ヤコブは人が誘惑に会ったとき、どのように言ったらいけないと言っていますか。その理由は何でしょう(13節、参照/Ⅰコリ 10:13)。
- ヤコブは誘惑に会ったとき、それが神によってなされたと言ってはならないと言った。神様は悪に誘惑されることのない方であり、ご自分がだれかを誘惑されるということもない方だからだ。また神様は人が耐えられない試練を人に与えることはなく、試みから脱する道も備えてくださるお方であるからだ (参照 /Ⅰコリ 10:13)。従って人が試練や誘惑に会うことは、神様が試みたり誘惑したりするせいだとは言えない。

3.ヤコブは人がなぜ試練を受けるのだと言っていますか (14節)。ヤコブが語る試練は具体的に何を意味していますか(参照/ガラ 6:1)。
- ヤコブは自分の欲に引かれ、おびき寄せられて誘惑されると説明した。ここでヤコブが触れた「誘惑」は「試練」でなく「(罪を犯させる)誘惑」を意味する。兄弟が罪を犯した事実を見て、同じように罪を犯さないように注意せよというみことばのように、誘惑を受けて罪を犯すに至ることを意味するものである。


4.ヤコブが兄弟たちに、「だまされないようにしなさい」と言ったのはなぜでしょう(16節)。
- ヤコブは誘惑されて罪を犯すことについて、それは神様によるものだと間違った考えを持たないようにせよと言っている。また誘惑自体に騙されないようにしなさいと言っている。多くの兄弟たちが、神様によって試みられたと考え、自分の欲に従うことによって誘惑されていたからである

5.神様は愛する者に罪を犯させる試みを与えない方である。あなたは試みられて罪を犯しているところで、神様を憎く思ったことはありませんか。
6.自分の欲に引かれたら誘惑に会います。間違ったことにだまされず、試みに打ち勝つために何をするべきでしょうか。

ヤコブは人が受ける試練が何かを説明します。その試練に打ち勝った者は幸いであると言っています。彼は惑わしをもたらす試練は神様が与えた試みではないと言います。神様は、自分の子どもを誘惑し悪に陥らせるようなお方ではないからです。ヤコブは聖徒たちに「だまされてはならない」と言います。そして試練に耐え忍び、誘惑を退けることのできる力を与える神様を信頼せよと勧めています。神様は愛する子らに、試練に打ち勝てる力を与えてくださるからです。聖徒は個人の欲を捨て、神様が喜んでくださる選択をし、試練に打ち勝たなければなりません。どんな試練にあっても真理のみことばによって私たちを生んでくださった神様を信頼し、勝利する幸いな子どもになりましょう。


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