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小グループのガイド

月刊QT誌(日ごとに湧く泉)の 小グループ聖書勉強のテキストとガイドが見られます。


日付 題目 お名前 投稿数
2021-10-28 2021年 10月 4週次 365qt 243
エレミヤ 38:14~26

あなたの心はどこに向いているのか

ジョン・デジンという作家の書いた『目いっぱい泣いたらおなかがすいた』という本があります。その本に「ある人が相手のことを大事に思っているか、思っていないかを知ることのできるもっとも単純で正確な方法がある。「選択」するものを見れば、明確だ。選択を見ると、その人の本心が分かるものだ」という文章があります。誰かが下す選択と決断を見れば、その人の心がどこにあるのかが分かります。バビロンの攻撃によって絶体絶命の危機に接しているユダの王、ゼデキヤは、自分とユダのため、どんな行動をすべきか決断しなければなりませんでした。民族の滅亡の危機的状況にあって、ゼデキヤがした選択を通して、聖徒が持つべき選択の基準が何なのか考えてみましょう。

エレミヤに面会を申し入れたゼデキヤ王は、宮のどの入口からエレミヤを召し寄せましたか。そして彼に何を言いましたか (14節)。
―ゼデキヤ王は、人を送ってエレミヤを主の宮の「第三の門」に連れて来させた。宮の第三の門というのがどこにあるのかは正確には分からないが、そこは人々がほとんど使用しない、秘密の場所であったようだ。エレミヤに会った王は、一言「私に何事も隠してはならない」と言った。

2. エレミヤは真実を願っているゼデキヤ王に、どうするように言いましたか。またエレミヤの助言の通りにしない場合どんな結果になると警告しましたか(17~18節)。
-エレミヤはゼデキヤ王にバビロンの軍隊に降伏することが最善であると助言した。 バビロンに降伏すれば、王だけでなく、町も火で焼かれず、家族も助かり生き延びると言った。しかしゼデキヤ王が降伏しなければ、町全体が火で焼かれゼデキヤ王と民は逃れることはできないと警告した。エレミヤは、重ねてもう一度、降伏しないならばどのようになるかを語っている (21~23節)。

3. エレミヤの助言にゼデキヤ王が見せた反応はどのようなものでしたか。ゼデキヤ王がこのような反応をした理由は何でしょう(19節)。
-バビロンに降伏することだけが唯一の生き延びる道であるというエレミヤの言葉を聞いたゼデキヤ王は、神様のみことばを受け入れることを躊躇している。なぜならユダヤ人の中で、すでにバビロンの軍隊に投降し、彼らと思いを一つにしている者たちがいたからである。もし自分がバビロンに降伏すれば、彼らが自分をなぶりものにするかもしれないと考えて恐れたのであった。実際ゼデキヤ王は、以前からエレミヤの語る言葉はすべて真実であることを知っていたようだ。その証拠に、今日の本文のように、差し迫った状況にあっては偽預言者を訪ねず、エレミヤを召し寄せている。ゼデキヤ王は神様のみことばを正しく伝えるエレミヤの言葉を聞いてバビロンに降伏することが生きる道であるということを理解した。しかし彼には、神様より人を恐れる姿が見える。
4. エレミヤとの対話を終えたゼデキヤ王はエレミヤに何を求めていますか(24節)。ゼデキヤ王がこのような要求をしたのはなぜでしょう (参照/使4 :19)。
-ゼデキヤ王は エレミヤに、今日会って話した内容は誰にも知らせてはならないと言った。それがエレミヤが生き延びる唯一の道だと言った。しかしここにはゼデキヤ自身の安否に対する問題も含まれていた。もし自分がエレミヤに会ってバビロンに対する降伏についての話をそこでしていたということが人に知られれば、バビロンに対して強硬に立ち向かい、戦うべきだと主張する高官たちから攻撃されることは確かだ。ゼデキヤ王は人を恐れていた。それでエレミヤをほかの人から見えないように、宮の第三の門に、内密に呼び寄せて、その対話も決してほかに漏れないようにしたのであった。ゼデキヤ王はエレミヤの言葉の通り、生きるためにはバビロンに降伏しなければならないということは理解した。しかし心の中には 神様よりも人をもっと恐れる心があった。それで彼は神様のみことばに 従い切れない優柔不断な姿を見せているのである。

5. ゼデキヤ王は、自分とユダが生き延びるため、バビロンに降伏しなければならないと言うことは理解しましたが、人を恐れるゆえに神様のみこころに従えませんでした。あなたは、選択の瞬間に、人の言葉より神様のみことばに従えるでしょうか。
6. 神様の民は人の言葉ではなく神様のみことばに聞き従わなければなりません。あなたがただみことばに従うために必要なことは何か考えてみましょう。

ゼデキヤ王はエレミヤが 神様の預言者であることを知り、エレミヤを通してユダが生き延びられる方法が何かを聞きました。しかしゼデキヤ王は神様がエレミヤを通して語られるみことばに従えませんでした。彼の心が 神様ではなく、人と世に向いていたからです。このように人の選択はその心がどこに向いているのかによって決定されます。神様の民は心が神様に向いていなければなりません。どんな状況でもみことばに従わなければなりません。時として世からの冷たい視線を浴びることもあるでしょう。困難に直面することもあるでしょう。それらが神様のみことばに 従うことを躊躇させるかもしれません。しかし私に命を与え、守ってくださる神様だけを見上げ、いつでもどこでも主のみことばに聞き従う信仰の人になれるようにしましょう。

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