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小グループのガイド

月刊QT誌(日ごとに湧く泉)の 小グループ聖書勉強のテキストとガイドが見られます。


日付 題目 お名前 投稿数
2021-10-28 2021年 10月 2週次 365qt 195
エレミヤ 33:1~11
約束を成し遂げられる神様

国際貿易のため契約書を作成する時「不可抗力」条項が必ず入ります。人間の常識では予測できないことや、予測ができたとしても対応しかねる難しい自然災害、戦争のような状況では、契約の履行義務が免責されるという状況です。契約はもともと、守るためにあるものです。しかし契約を履行しなくてもいいという条項が入っていることは、緊急性を要する状況においては、既存の言葉や約束を変更したとしても理解するということが社会通念であることを示すことです。ところがエレミヤは自分が監禁されて、国が戦乱に飲み込まれていると言う状況の中でも言葉を変えません。その理由は何か、本文を通して考えてみましょう。


1. エレミヤは今どのような状況に置かれていますか。エレミヤがこのような状況に置かれた理由は何でしょう(1節、参照/エレ 32:3~5)。
―エレミヤは現在監視の庭に捕らえられており、捕らえられている間、神様のみことばが二回エレミヤに与えられた状況である。エレミヤが監視の庭に監禁されている理由は バビロンの軍隊がエルサレムを取り囲んでいるという最大の危機的状況でエルサレムの滅亡を預言し、ゼデキヤ王がこれを気に入らなかったためである。

2. 初めの預言のために捕らえられたエレミヤは、二度目の預言でどのような内容を伝えましたか(5節)。

-神様のみことばが二度目に臨んだ時、エレミヤはエルサレムが滅亡することを預言した。王がその預言を気に入らず彼のことを監禁までさせたが、その預言の内容は変わることはなかった。
エレミヤの預言が変わらなかった理由は、王の迫害を恐れるより、この預言を知らせてくださった 神様に対する信頼がもっと大きかったからだ。 エレミヤが再度(二度目に) 預言を宣言した時「地を造られた主、それを形造って確立させた主、その名は主である方がこう仰せられる」と言い、神様がこの預言を必ず成就させるという確信を表した。

3. エレミヤはなぜ「強大国バビロンと弱い国ユダ」という状況の中でも預言を変えないのでしょうか(6、10~11節、 参照/エレ 32:37~39)。
-エレミヤが二度も繰り返して預言した神様のみことばの中には、強大なバビロンと弱い ユダが戦えばユダが滅ぶという当然の結果だけが込められているのではない。二度の預言の中には、滅亡した国が再び回復させられるという驚くべき内容が、同じように入っている。当時のユダの民は北イスラエルがアッシリヤによって滅ぼされた後、再び回復することなくそのままにされているということを知っていた。だからユダが滅ぼされた後回復するとの預言は、人間的な考えでは到底考えられないものだった。エレミヤは人間的な予測では到底考えられない預言を、確信をもって二度も繰り返して宣言しているのである。
4. エレミヤはエルサレムを滅ぼす主体についてどのように預言しますか (5節)。また、ユダとイスラエルの捕囚を帰還させる主体はだれですか( 7節)。
-神様は ユダの民の悪い行いによって「わたしの」怒りと憤りによって打ち、「わたしが」この町から顔を隠したと言われる。バビロンが エルサレムを侵略したがその滅亡を引き起こした主体はバビロンではなく 神様であるということを宣言されているのである。 エルサレムが回復するように、すでに滅んだイスラエルと、やがて滅ぶ ユダの民を未来に元通りにし建て直すことも「わたし」がすると主は語っておられる。滅亡も回復もみな、 神様の手にある。目の前の状況はユダの王とバビロンの王が主導しているように見えるがそのすべてのことは神様が語られた通りになされている過程にある。エレミヤはこのような確信をもって、自分は監禁され、国は滅んでいく中にあるが、揺るがされることなく大胆にみことばを語っている。

5.あなたは命を脅かされる状況の中でも、神様が必ず約束されたみことばを成就してくださるという確信をもって生きていますか。
6.神様のみことばを黙想する者は、自分の弱さや、状況の難しさを言い訳にせず、 神様のみことばは成就するということを確信して生きなければなりません。あなたは何を決断しなければならないでしょうか。

この世を生きるクリスチャンは変化の激しい世の中にあって、その変化の流れを読み取り、知恵深く、聖く対処する能力がなければなりません。しかし状況がいくら変化したとしても、クリスチャンにとって、変わることのないことが一つあります。それは「天地が滅びうせない限り、律法の中の一点一画でも決してすたれることはありません」と宣言されている神様のみことばです。ですから聖徒はどんな状況でも神様が必ず約束されたみことばを成し遂げられることを信じなければなりません。そうする時、変化の激しい世の中にあっても変化しない信仰を維持し、生きることができます。私たちに与えられた約束のみことばを固く信じ、状況に揺るがされる世の人たちに、不変の真理を大胆に伝えるキリストの弟子になりましょう。


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