| |
|
 |
|
 |
|
|
|
|
|
 月刊ＱＴ誌（日ごとに湧く泉）の 小グループ聖書勉強のテキストとガイドが見られます。
|
|
| |
|
|
|
|
|
| 2021-08-04 |
2021年 9月 3週次 |
365qt |
433 |
|
|
|
ローマ人への手紙 12：9～21
善によって悪に打ち勝つ弟子
エリザベス・エリオット (Elisabeth Elliot)は、結婚して 27か月で、突然夫を失いました。夫であるジム・エリオット宣教師が1956年に宣教のために踏んだエクアドルの地で、無残にも原住民に殺害されてしまったのです。エリオットはこの知らせを聞きましたが、神様に不平を言うことなく、1年後に夫を殺害した部族の間に入っていき、宣教の働きを熱心に行っていきました。そのような彼女の姿に感動した部族民たちはついに福音を受け入れるようになりました。このようにクリスチャンたちは善によって悪に打ち勝ち、良き影響力をもたらす人生を生きなければなりません。パウロのした勧めを調べながら、善によって悪に打ち勝つためどのようにすべきなのかをともに考えましょう。
1.パウロは聖徒が信仰をもって兄弟となった者たちに対し、どう接するべきだと言っていますか(10節)。
- パウロは兄弟である者たちが互いにまず愛し合い、敬うようにと言っている。
2.パウロは聖徒を迫害する者たちに対しどのようにするように言いましたか。また、すべての人の前でどのように行動するように言いましたか(14、17～18節)。
- パウロは迫害する者を祝福し呪ってはいけないと言った。そして悪い人を含むすべての人の前で良いことを図り、可能な限りすべての人と平和を保つように言った。
3.パウロはすべての人の前で良いことを図るように言いました。聖徒はなぜ良いことを図らなければならないのでしょうか(17節、参照/テト 2：14)。
- イエス様は罪を犯す悪人であった私たちに自らを差し出し、私たちをすべての不法から解放してくださった。神様は何の条件もなく、罪人で、敵であった私たちを神様の子としてくださった。しかし私たちが、神様の子どもとされたということは、罪人であり、敵の状態の、そのままの状態でとどまっていてよいということではなく、恵みの負債として使命を担うように召されたということである。主は私たちをきよめ、良いことを熱心に行う民として選びだされたのである。聖徒の側からすれば、パウロの勧めのように良いことを熱心に行う民として生きなければならない使命がある。
4.パウロが善をもって悪に打ち勝つように言った理由は何でしょう(21節)。
- 悪を悪で返すことは結局悪によって滅ぶことと同じことだからだ。私たちが悪に悪で返すとき、その理由は悪に負けたくないからだということである。しかし逆説的なことに、悪に悪で報いる瞬間、神様が喜ばれる結果とはならず、サタンが喜ぶ結果になる。パウロは聖徒たちが迫害される状況にあったとしも、イエス様に似ていく弟子の歩みをしなければならないということを重ねて強調している。敵を愛せよというイエス様の命令に従い、悪をさらに冗長させることなく、完全に神様にゆだねるように勧めるものである。聖徒が善で悪に報いるとき、本当の勝利を得ることができることを悟るためのものだ。
5. あなたは自分に悪いことをした人に対してもみ言葉のとおり、善を与え生きているでしょうか。
6.イエス様の弟子として召された者はいつも良い影響力を周囲に与える生き方をしなければならない。どんな状況でも善を持って悪に打ち勝つため、あなたがとり逃してはならないことは何か考えて分かち合いましょう。
パウロは福音で新しく生まれた聖徒が神様のみこころを分別する生き方をするとき、必要な姿勢を説明しています。パウロは迫害する者を祝福し神様にすべてのものを委ねる生き方をするように勧め、善を持って悪に打ち勝たなければならないと強調しています。聖徒はイエス・キリストを通して救われ、罪のあるかつての姿を捨てて、新しい義人としての生き方をするようになりました。よって、聖徒は日々救いの恵みに感謝し、新しい身分に相応しい生き方をしなければなりません。パウロが勧めたように、悪を悪で報いず、悪人に善を与えながら生きるとき、イエスの完全なる弟子として生きることができます。このような生き方は困難で、大変だと感じるかもしれませんが、イエス様が与えられた恵みを覚え、善を持って悪に打ち勝つ完全なる弟子になることを目指して励んでいきましょう。
|
|
|
目録
|
|
|
|
|
|
|
|
 |
|
 |
|
|
|
国際弟子訓練院
小グループのガイド
