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 月刊ＱＴ誌（日ごとに湧く泉）の 小グループ聖書勉強のテキストとガイドが見られます。
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| 2021-08-04 |
2021年 8月 5週次 |
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ローマ人への手紙 8：1～11
聖霊が住まわれる聖徒の生き方
朝鮮時代の後期 パク・ジウォンが書いた「ヤンバン伝」という小説には、貧しいけれども身分の高い人と、富んでいるけれども平民であるという貴族が出てきます。貧しい身分の高い人は借金を返すために、金持ちの平民に、金で自分の身分を売ろうとします。しかし金持ちの平民は見かけだけを重要視して民を圧迫する身分の高い者たちの実情を知って、彼らのしていることは泥棒とほぼ変わるところがないとして、その身分を拒絶します。実際、身分が高いのならばその身分に相応しい行動をしなければなりません。同じようにイエス様の恵みによって罪人から義人の身分に変わった私たちは、その身分に相応しく、これまでとは違う生き方をしなければなりません。身分に相応しく生きるクリスチャンの生き方はどのようであるべきか、本文を通して一緒に考えてみましょう。
1.パウロはなぜキリスト・イエスにある者が罪に定められることは決してないと言ったのでしょうか(1～2節)。「罪に定められることはない」と言う言葉の意味は何でしょう。
-本文を英語の聖書 (NIV)で見ると2節は becauseから始まっています。 1節の理由が 2節であることが分かります。パウロは2節で「キリスト・イエスにある、いのちと御霊の原理が、罪と死の原理から、…自由にした」と言っている。つまり聖霊が罪から私たちを解放してくださったので、クリスチャンには罪の定めはないということなのだ。これ以上罪に捕らわれて生きる必要がないと言う意味である。
2. パウロは罪と死の原理から自由になったクリスチャンがどんな人生を生きるようになり、神様はこのために何をされたと言っていますか(3～4節)。
- パウロは罪と死の原理から自由になったクリスチャンは肉に従って歩まず御霊に従って歩み行うようになったと言っている。聖霊が私たちのうちに働いて、律法に従うことができる力をあたえてくださるのである。このために神様は独り子イエス様を人の姿で送られ、人間が受け取るべき罪を代わりに担うようにしてくださったのです。イエス様の受肉と死と復活は、私たちに聖なる人生を生きさせるためであった。
3.罪と死の原理から自由になったクリスチャンは御霊に従って生きるようになります。パウロは御霊に従う者と、肉に従う者の相違をどのように説明しますか(5～8節)。パウロが御霊と肉を比較し、説明した理由は何でしょう。
-肉に従う者は肉のことを考え、肉の考えは死に至る。そして神と敵対し、神の律法にも服従しない。をして神を喜ばせることができない。その反面、御霊に従う者は、御霊のことを考え、御霊の考えはいのちと平安である。そして肉に従う者たちの特徴と反対に考えてみれば、御霊に従う者は神の律法に従い、神を喜ばせることができる。
パウロがこのように御霊と肉に従う者たちを詳しく比較した理由は何だろうか。パウロの手紙を受けたローマのクリスチャンたちが聖霊を通して変えられたことを認め聖霊に従って生きる人生がどんなものであるのかを知って、身分に相応しい人生を生きるように勧めるためである。
4.聖霊に従って生きる聖徒の生き方は、肉に従う人生と区別されます。パウロは聖徒が区別された人生を生きることができる根拠として何を提示していますか(9、11節)。
-御霊に従って生きる聖徒は区別された人生を生きることができる。それは、聖徒はこれ以上肉にとどまらず、御霊にとどまるキリストの人であるからだ。御霊が聖徒の身分と人生を新しく変えてくださったので、聖徒の生活、人生も変えられることが当然のことであり、御霊は、聖徒がふさわしい歩みができるように助けてくださる。また、「復活の希望」がある。人間は罪によって死ぬしかない肉体を持っているが、イエス・キリストを死者の中からよみがえらせた神様が、聖徒たちの中に働いてくださり、今復活の命を経験できるようにしてくださった。死から取り出されて救われた聖徒は永遠の命を楽しみ、福音にふさわしい生き方をするようになる。また、神が私たちの死んだ体を再び生かすことを信じるなら、神が召されたみこころの通りに良き業に生きることができるようにしてくださる。
5. 聖徒は聖霊にあって世とは区別された生き方をするようになります。あなたはイエス・キリストの十字架の恵みによって罪の赦しを受け、新しい身分に変えられた者として世と区別されて生きて行っていますか。
6.神様の霊に属する人は、神のみことばに従い、その方を喜ばせる生き方をします。肉ではなく例に従う者として生きるため何を決断し、実践しますか。
ジョン・ストットは「私たちはこれ以上救いの方法としての律法には縛られなくなった。しかし聖くなるためには律法を守らなければならない」と言いました。神様は罪から私たちを解放するために聖霊を送ってくださり、これによって私たちは罪の定めを受けることはなくなりました。しかし私たちが神と正しい関係を結ぶためには、人生において罪と戦い、神様に従わなければなりません。私たちのもともとの性質である罪にノーを言い、みことばに従うことは決して易しくはありません。しかし、聖霊が私のうちにとどまりみことばに従うことのできる力をくださいます。またイエス様を死人の中からよみがえらせた神様が私たちとともにいてくださいます。だから肉ではなく、御霊に従う生活をして、神様の喜びとなり、世と区別された聖なる人生を生きていくのです。
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