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小グループのガイド

月刊QT誌(日ごとに湧く泉)の 小グループ聖書勉強のテキストとガイドが見られます。


日付 題目 お名前 投稿数
2021-08-04 2021年 8月 3週次 365qt 270
ローマ人への手紙 3:21~31
救いのためのアップデート
私たちは、日常、コンピュータープログラムやスマートフォンのアプリをアップデートしながら使っています。「アップデート」の辞書的な意味は、既存の情報を最新情報に更新することで、既存のものが、現時点に合ったものに変更されるということを意味します。だからアップデートは、既存のプログラムやアプリの最新の状況を反映し、もともとあった目的が守られつつも、現状に合って作動することを原則とします。今日の本文で、神様は救いを得る方法についてアップデートをされています。パウロが説明するアップデートされた救いの方法と目的は何か、救いの恵みを得る人々はどのように反応すべきなのかをともに考えてみましょう。

1. パウロは、今は律法とは別に何が示されたと言っていますか。どのようなあかしがされたと言っていますか(21節)。表された義は、以前からあった律法を通しての義とは何がどのように違っていますか (22節)。
-パウロは律法以外に「神の義」が示されたと言っている。この義は律法と預言者たちにあかしされた。律法とは別に示された義は、差別なく、すべての信じる人に影響をもたらす。

2. 人が義と認められる既存の方法は何でしたか。この方法によると、だれが義とされることができたでしょうか。人が義とされるために新しい方法が必要だった理由は何でしょう(23節、 参照/ ロマ 2:13、3:19)。

-義と認められるための方法は、以前は、律法の実践によって義を得るものだったが、 (2:13)、実践することのできる人はいなかった。また律法のもとにある人たちだけ、この律法を知っていたが(3:19)、律法の外にいる人たちには知らされていなかった。結果的に、律法の外にいる人と律法の下にいる人達がみな義とされる方法が必要だった (23節)。
3.義とされる新しい方法は、具体的に何を信じることですか。これは以前からあった律法と何が似ていて、何が違いますか (25節、 参照/出12:13、49)。
- 義とされる新しい方法は、神様がイエス・キリストを和解のいけにえとし血を流させたということを信じることであり、神様は信じる者たちの罪を見過ごしてくださった (25節)。血のささげものを通して罪の刑罰を免れさせる方法は、律法が作られる前から存在していた。出エジプトの時、子羊の血を門柱に塗り、死のわざわいから身を避けることができた (출12:13)。この方法は、イスラエルでも異邦人でも共通だった (出12:49)。ということは、新しい方法は以前からあった方法と根を同じくする者であるということが分かる。新しい方法が以前のものとは違っている部分は、動物ではなく神の御子であるイエス・キリストがいけにえとなられたという点であり、これは非常に重要な相違点である。


4. 律法の行いによっては義とされることができないとしたパウロの言葉は、律法を否定するかのように受け取られるものでしたが、むしろ律法が破棄されたのではなく、確立することになったのだと言うこのみことばの意味は何でしょう(29~31節)。
- キリストを信じ、義とされる新しい方法は、ギリシャ人たちと無割礼者たち、皆を義とする共通の方法であった(30節)。パウロは神様がユダヤ人と異邦人を含むすべての人の神であると宣言し (29節)、すべての人へ「義と認められる」チャンスを与えようとする神様に栄光を帰す。すべての人へ「義と認められる」ことを得させる目的が達成されれば、律法もまた任務を完了することになる。新しい方法が示されれば示されるほどに、律法も確立していくことになることを表現したのである (31節)。
5.神様はもっと多くの人が救いを得られるように新しい救いの方法を与えられました。あなたは神様のみこころにそってもっと多くの人が救いを得ることができるように福音の伝道の新しい方法を求めようと努力していますか。


6.あなたが知っている方法を超え、もっと多くの人が救いの喜びを得ることのできる新しいアップデートの方法について具体的な計画や決断があったら分かち合いましょう。

神様が罪びとであった私たちを義としてくださったことは、全的に神様の恵みです。その恵みを受けた私たちはもっと多くの人を救うことを願っておられる神様のみこころを理解し神様が救いのわざを拡大していかれることを覚えなければなりません。神様はイエス・キリストを通して、全人類に対する神様の救いの計画をアップデートされたのです。ユダヤ人でない私たちが救いを受けたことは、そのアップデートの直接的な結果です。ですから神様はすべての人の救いを喜ばれるという事実を覚え、神様が行われるアップデートに足並みを合わせ、福音の業のために、自分にはどんなアップデートが必要かと考えなければなりません。いつも現在進行形の救いの働きに臨む使命を負った者となりましょう。

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