Korean | English | Japanese     
   
 
 
    Home > 小グループ聖書勉強のガイド    
 
Go and Make
disciples
of all nations!
   
 
  国際弟子訓練院
  弟子訓練とは
  弟子訓練 α&Ω
  セミナー
  図書及び資料
  掲示板
小グループのガイド

月刊QT誌(日ごとに湧く泉)の 小グループ聖書勉強のテキストとガイドが見られます。


日付 題目 お名前 投稿数
2021-08-04 2021年 8月 2週次 365qt 258
ローマ人への手紙 1:8~17
神様のみこころの通り生きる人生

ジェラルド・シッチャーは『神のみこころ』という著書で「神様のみこころの通りに生きようとするなら、神の恵みが必要である。恵みがないなら、私たちは過去と未来の奴隷になり恐れと憂いに支配されるしかない。恵みがすべてのものを変える」と言っています。このように神様の良きみこころの通りに生きるためには、神の恵みが必要です。ローマ人への手紙を書いたパウロは神様の恵みによって新しい人生を生きた人でした。彼は自分が受けた恵みをローマ教会と分かち合うことを願いました。福音を通して聖徒たちの信仰が完全になることを願いました。そうであるならパウロが伝えようとした福音は何か、福音を通してローマ教会に何を知らせたかったのかともに考えてみましょう。

1. パウロはローマ教会の聖徒に何を感謝していますか。またどのような姿を見せましたか (8~9節) 。彼がローマ教会を訪問しようとしたことはだれの思いに沿ったことでしたか (10節)。

- パウロはローマ教会の聖徒たちの信仰が、全世界に伝えられていることに感謝し、ローマ教会のために絶えず祈っていると言っている。
-パウロはローマ教会を訪問することを望み、神様のみこころのうちでそれがかなえられることを祈っている。


2.
パウロがローマ教会に向かって美しい愛を見せた理由は何でしょう。パウロはどんな希望を持っていますか(14~15節)。
- パウロはギリシャ人や未開人や知識のある人にも知識のない人にもみな、返さなければならない負債を追っていると考えていたので、愛することができた。
-パウロは負債を持っているという心を持っていたので、できる限りローマに行って、聖徒たちに福音を伝えようとした。
3. パウロは負債を追っているという気持ちで、ローマの教秋に福音を伝えたいと願いましたが、彼がローマ教会に伝えようとする福音には特別にどんな意味が込められていたと思いますか(参照/ロマ8 :4)。
-普通、福音を伝えることは、信仰をまだ持っていない人たちへイエス・キリストの救いの福音を伝えようとする意味が込められている。しかしここでは、ローマ教会の聖徒たちが福音のためにしっかり立ち日々信仰にあって聖霊に従う歩みを生きるようにとの召しである(参照/ロマ 8:4)。
4.パウロがローマにいる聖徒たちへ福音を伝えようとしていたもう一つの理由は何でしょう。また福音が持っている力は何ですか。ここで福音伝道の対象とされているのはだれでしょう。この対象が意味するところは何ですか(16~17節、 参照/ロマ 10:12)。
-パウロがローマにいる聖徒たちにも福音を伝えようとしていた理由は、パウロが福音を恥と思わなかったからである。パウロが恥としない福音はすべての信じる者へ救いを与える神の力になるからである。
-福音伝道の対象はユダヤ人とギリシャ人である。福音の対象がユダヤ人だけにとどまるのではなく、ギリシャ人まで含まれていることは、救われる者として、ユダヤ人、ギリシャ人は区別されず、すべての者が含まれているという意味である。ここで「ギリシャ人」というのはギリシャ出身の人たちだけに制限されたのではなく、すべての異邦人を指す。これは当時の視点から見ると、非常に大きなパラダイムシフトになる。ユダヤ人とギリシャ人の間に存在する取り崩せない壁が崩されたのである。これはパウロがローマ人への手紙を通して、福音はユダヤ人の血統主義を超越するものだという「福音の包括性」を暗示するものだ。

5.パウロは神様のみこころを成し遂げるためにローマ教会を訪問し、イエス・キリストの福音を伝えることを願いました。恵みの負債を負っているものとして、パウロのように、神様のみこころを成し遂げるために置かれている場所で福音を伝えながら生きていますか。

6.神様の恵みを経験した者は、神のみこころの通り福音を伝えることに、自分の人生をささげます。神のみこころを成し遂げる福音の使命をいただいた者として生きるため、あなたが決断すべきことは何ですか。

神様は、まず、私たちが自分の人生において、神の国とその義を求めることを願っておられます。パウロは、主の恵みを経験し、神様のみこころを成し遂げるために自分の命も惜しまずにささげました。しかし現代を生きるクリスチャンは、神様のみこころに集中するより、自分の思いを成し遂げることに関心を置いてしまいます。これは神様の恵みを知らない者の姿です。私たちはパウロのように神様の恵みを値なしに受ける債務者です。このため、負債を負っている者としてローマ教会に対して福音を伝えようと努力していたパウロのように、すべての信じる者に救いを与える神様の福音を伝えなければならない使命があります。自分の周りの人たちへ福音を伝え、神様のみこころの通りに使命を全うする祝福された人生を生きましょう。

目録