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 月刊ＱＴ誌（日ごとに湧く泉）の 小グループ聖書勉強のテキストとガイドが見られます。
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| 2021-08-04 |
2021年 8月 1週次 |
365qt |
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エレミヤ書 31：31～40
霊的再建をせよ
再建（reconstruction)は倒れたものを再び起こし、建てるという言葉です。崩れたものを再び建てるときは、倒れた理由を探し、それに合った代案を立てた後、再構成のための作業をしなければなりません。経済再建を目標としたなら、不良経済の原因を探し、景気回復に関する代案で実行案を立てた、これに従って綿密な作業を実行しなければなりません。このようなプロセスは「再建」と、目標が代わっても同じことになります。特に神様との関係を正しくするためには、もっと細かい過程が必要です。そうであるなら神様がエレミヤを通して与えたみことばを見ながら、倒れた霊的状態を再建するため何から行わなければならないかをともに考えてみましょう。
1. エレミヤがイスラエルとユダの家に宣言したみことばは何ですか (31節)。
新しい契約の内容は何でしょう。これを与えられた理由は何ですか(32～33節)。
- エレミヤは神様がイスラエルとユダの家に新しい契約を行うと言われた。
- 新しい契約の内容は、神が神の律法を民の中に置き、民の心に書きしるされ、神は彼らの神となり、彼らは神の民になるというものだ。これを与えられた理由は、イスラエルの民がエジプトの地から導き出された日に結ばれた契約を民がやぶってしまったからだ。
2.エレミヤは神様をどんな方だと表現しましたか。神様は定めが取り去られるならイスラエルはどうなると言われましたか(35～36節)。神様が創造の時の姿を説明された理由は何でしょう。
-エレミヤは、神様を太陽を昼間の光として与えた方、月と星を夜の光と定めた方、海をかき立てて波を騒がせる方として説明した。
- 神様は律法を守る限り永遠にその国が存続すると言われた。３６節には「もし、これらの定めがわたしの前から取り去られるなら、…イスラエルの子孫も、絶え、いつまでもわたしの前で一つの民をなすことはできない」となっている。
-神様がエレミヤを通して創造の時の姿を表現させた理由は、この後実現する再建のわざが再創造の過程であるからである。神様はイスラエルとユダの家を建てる過程を再創造と考えておられ、再び新しく満たし、建てていく概念でそれを表している。
３．エレミヤは主のために建設する場所の範囲についてどのようになると言いましたか。この地名が指し示す方向と意味は何でしょう(38～40a節)。
-主のため、ハナヌエルのやぐらから隅の門まで建て直される(38節)。ハナヌエルのやぐらはエルサレムの北東の側の隅にあり、隅の門はエルサレムの北西側の隅にあることが推定される。ガレブの丘とゴアの位置は知られていないが (39節)、エルサレムの西側の境界線を意味するものとみるべきである。死体と灰との谷全体はヒンノムの谷で南西側と二浪川の境界線とみるべきである。ギデロン川に至るすべての高知は東側境界線とみるべきで、馬の門は南東側とみるべきだ。
- 今言っている地名はエルサレムの地理的位置を指すものとして、神が霊的再建をのため選択された場所であることが分かる。
4.エレミヤは神様が再建される場所を何と命名しましたか(40b節)。「とこしえに根こぎにされず、こわされることもない」というみことばに込められている意味は何でしょう(参照/イザ 4：4、6)。
- この場所は主の聖なる場所であると命名した。
-「みな主に聖別され、もはやとこしえに根こぎにされず、こわされることもない」という言葉の意味は新しいエルサレムは永遠に罪がない状態で、神様が自分の民とともに住む町になるという意味である。これは聖霊が民のけがれを洗い、きよめてくださることにより、その場所がどんな苦難にあっても身を避けることのできる隠れ場になるという意味でもある。
5.神様が行われた新しい創造の恵みを頂きたいと思うなら、恐れを洗い、聖さを守らなければなりません。あなたは霊的再建を準備し、聖さを完全に守るため、努力していますか。
6.神様の民が霊的再建の恵みを楽しむためには、神様との関係回復が優先されなければなりません。神様との関係回復のため、あなたが決断すべきことは何でしょうか。
霊的再建は新しい契約の土台の上に進められなければならないことです。イスラエルの民は契約関係を壊してしまったために、霊的崩壊状態になってしまいました。しかし神様は罪によって倒れた場所を、イエス様を通して正しく建て直し、イエス様が再臨されるとき、新しい創造の秩序による建築を完成してくださいます。このように信仰によって生きる神の民は神様との契約関係が崩れないように、聖さを守るため努力しなければなりません。あなたの内側に聖さを害しているものがあるなら、勇気をもってそれを取り除き、神様が臨まれている通り岩なるイエス様の上に信仰の基礎を置く訓練をしなければなりません。今日も倒れた場所を再び回復してくださる霊的再建のわざが書く場所で起こるよう、期待します。
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