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 月刊ＱＴ誌（日ごとに湧く泉）の 小グループ聖書勉強のテキストとガイドが見られます。
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| 2021-01-22 |
2021年 3月 4週次 |
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使徒の働き 20：17～24
人生の目標に向かって走る
人は普通目標を立てて生きています。しかし、意欲が先走っている人は、果たし得ない目標を立ててしまって挫折することもあるでしょう。その反対で、意欲のない人は具体的な目標を立てられず、人生を浪費してしまうこともあります。人生の目標が明確な人は自分なりの速度でしっかり走って行けるだけでなく、わき見をせずに生きられます。これは聖徒にとっても同じように適用されます。聖徒の人生においては神様が下さる目標があります。このために生きる聖徒は揺るがされることがなく、黙々と自分の道を歩みます。今日の本分に登場するパウロの話を通し、聖徒として持っているべき人生の目標は何か、どのような姿勢でこれを成就するべきかを共に考えてみましょう。
1.パウロはエペソに人を送り、教会の長老たちを呼びました。そして自分の働きについて語りますが、どのように説明をしていますか(18～19節)。
- パウロはエペソ教会の長老たちに自分がずっと謙遜であったこと、涙をもってユダヤ人の陰謀によって自分に降りかかる数々の試練の中で主に仕えて来たと言った。
2.パウロは人々をどのような姿勢で教えてきましたか。彼が伝えた福音の対象者はだれですか(20～21節)。パウロがこのような福音伝道の姿勢をもって、対象の区分なく福音を伝えたのはなぜでしょう(参照/ガラ 3：28)。
- パウロは人々に益となることは何であっても、分け隔てなく、ためらわず、伝え、教えて来たと告白している。そしてユダヤ人にもギリシャ人にも、キリストに対する信仰をはっきり主張したと言った。
- ユダヤ人もギリシャ人もみな、キリスト・イエスにあって一つになる神の子であるからだ。パウロは聴衆を分け隔てせず、皆に福音を伝えた。老若男女を区別せず人種、宗教、社会的地位を超えて福音を伝えた。
3.パウロはエルサレムでの働きをどのように展望していますか。パウロがこのような困難を知っていても、エルサレムに行った理由は何でしょう(22～23節)。
-パウロはどんなことにあうか分からないが、聖霊が、どの町でも自分になわめと苦しみが待っているということを教えていると告白している。パウロがエルサレムに移動した理由は、聖霊の導きによるものであり、彼の益のためではないことが分かる。
4.パウロが言った「走るべき行程」は何を意味しているでしょうか。パウロが福音を証言することにおいて、自分の命を惜しまない理由は何でしょう(24節、参照/ピリ3：8～10、14)
-「走るべき行程」は、運動競技場の端にあるスタート地点から、もう一方の端にあるゴール地点まで走る競技に例えられて記された表現である。キリスト・イエスにあってゴール目指して召しの報いを受けようと走って行くことを意味するものである。使命のために人生全体を犠牲にし、献身し、苦しみや苦難を忍耐するものである。パウロが自分の命を惜しいとは思わない、と言っているのは、イエス・キリストを知る知識がもっとも尊く、価値のあるものであり、その知識を伝えることが最も高貴であるからである。
5.イエス・キリストは聖徒全員を弟子として召し、使命を与えられました。あなたはイエスが与えられた福音伝道の使命を成し遂げるため、毎日走るべき道をしっかり走っていますか。
6.聖徒は神の恵みの福音を証言するために生きなければなりません。神様はあなたにも同じように人生の究極的な目標をくださいました。このことを覚え、実践するためにどのような努力をするかともに考えてみましょう。
パウロはエルサレムに行く道で、ミレトでエペソ教会の長老に会いました。彼は長老たちの前で、自分の働きを振り返り、エルサレムに行く理由を説明しました。苦しみとなわめが目の前にあることを知っていましたが、聖霊の導きに従う自分の心情を告白しています。このように、聖徒は、恵みの福音をあかしすることを人生の究極的な目標を立て、日々、使命を喜んで担うことのできる心の姿勢を持たなければなりません。試みがあって、苦しみを受けたとしても、目標を見て走って行く者には、聖霊が下さる驚くべき祝福があることでしょう。人生の究極的な目標をしっかり確認し、目標のために精進していくとき、神様があなたを通して偉大な、隠された計画を成し遂げてくださることを信じましょう。
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目録
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