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小グループのガイド

月刊QT誌(日ごとに湧く泉)の 小グループ聖書勉強のテキストとガイドが見られます。


日付 題目 お名前 投稿数
2020-09-29 2020年 11月 3週次 365qt 492
申命記 30:1~9
民が戻るべき場所

長い年月の間アフリカで奉仕をした宣教師が、妻と共に故郷に帰るために船に乗りました。その船の中には、アフリカで狩猟休暇を過ごした大統領が乗っていました。船が港に到着すると、人々はレッドカーペットとファンファーレで大統領を歓迎しましたが、宣教師を出迎えに出て来た人はいませんでした。宣教師はわびしい気持ちになりましたが、神様は彼らに「君たちは家にまだ到着していないよ」 (You are not home yet!)と語りかけてくださいました。私たちの人生の本当の目的地はどこでしょうか。本文を通して、神の民が戻るべきところはどこか、共に考えてみましょう。

1.モーセは、民に語ったすべての祝福とのろいが臨むなら、彼らがどこから追い散らされ、自分の言葉を思い出すだろうと言いましたか( 1節)。
-モーセは自分が陳述したすべての祝福とのろいが民に臨むなら、民はまず神様から追い散らされること、そのあと、追い散らされた先の国々で、モーセが言ったことばを心に思いだすようになるだろうと言った。
2.モーセは追い散らされた民にどこに戻るようにと言いましたか。民が立ち戻り主のみことばに聞くなら、主は彼らをどのようにしますか(2~4節)。
-モーセは民が命令を守るためまず主なる神様に立ち返るようにと言った。民が主のみことばに聞き従うなら主が心を再び向けて、彼らを捕囚から戻らせてくださり、散らされたすべての国々の民の中から再び集めてくださる。彼らが天の果てに追いやられていても再び集めると言ってくださっている。神様が追い散らされた民が天の果てにいても再び集めるという言葉は、神様に立ち返りさえすれば、彼らがどんな状況にあっても回復してくださる力が神様にはあるというたとえの表現である。


3.先祖たちが所有していた地から戻って来た民が新しく受けるものは何ですか。彼らが受けるようになるものと、先祖たちが受けたものの間にはどのような差がありますか(5~6節、参照/創 17:13)。
-モーセは、神様が回復してくださり、再び集めてくださった民には、先祖たちに約束した地をくださるだけでなく、先祖たちよりもっと豊かな祝福をくださると語った
-民は先祖たちより多い祝福を受けるようになるだけでなく、新しい割礼儲けるようになる。民の先祖たちは肉の割礼を受けたが、民は心の割礼を受ける。割礼が神様の契約の民であるという意味で行われる儀式であったこと (参照/創 17:13)を考えると、民が先祖たちと違って心の割礼を受けるようになるということは、神の契約の民というしるしが、過去の肉体にあるしるしから、未来には心のしるしに変わるということを知ることができる。心の割礼を受けた民が受け取るものは、心と精神を尽くして神様を愛する心であり、いのちも加えてまた受け取ることになる。

4. モーゼはなぜ約束の土地にまもなく入る民が、後に追い出された時、帰ってこなければならない所がそこであると先に言わないのでしょうか。 モーセは神様が最も優先視されることは何だと話しますか(9節)。
-モーセは神様の民が心と精神を尽くして神様にもとに立ち返るようもう一度語ります (9節)。モーセは 2、3、5、8節ですでに何度にもわたって民が戻る所について話していますが一番先に民に神様に立ち返ることを勧めた(2節)あと、彼らがやがて捕虜から戻ってくるであろうこと(3節)、そして先祖たちの地に戻ってくること(5節)について話す。そのあと、もう一度民に戻ってくるように求めながら、心と精神を尽くして神様に戻るようもう一度強調して語る (8、 9節)。これは回復の段階的順序として理解するより、神様が民の心の回復を最も重視することを強調する表現として理解することができる。なぜならうわべに見える行動は、いくらでも飾ることができるものであり、心が変わらなくても、うわべだけを変える可能性はいくらでもある。しかし心がさきに変わるなら、行動は必然的に変えられてくるからだ。神様は捕虜となった民の群れを救出し、再び約束の地へと戻らせてくださるとき、彼らの心が神様に完全に向けられた者となることを願った。

5.モーセは民に神様に心を向ければならないことを何度も繰り返し強調して言いました。あなたは祝福やのろいのためにうわべだけ従うのではなく、心を尽くして神様のみことばに聞き従っていますか。

6.心を神様に立ち返らせ、自発的な従順を神様にささげるため、具体的に決断しなければならないことは何でしょう。考えて分かち合ってみましょう。


神様はモーセを通してイスラエルの民が戻るべき本当の目的地を知らせてくださいました。それだけでなく、もしも後に民が追い出されることがあったとしても、この地上の目的地を探すことではなく、先に神様のもとへ民の心を戻すことを強調します。なぜなら、心が神様に向いていない状態でする行動はどのようなものであっても神様の目に、全的な従順とはなり得ないからです。神様にとっては私たちの心を見られ、完全な従順を要求されます。もし物理的な状況と立場に従って利害損失を考えて行動してきたとしたら、悔い改めなければなりません。悔い改めの心を神様にささげ、自発的な従順をささげることにより、神様が願われる民としての歩みを生きぬくことができるようにしましょう。

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