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小グループのガイド

月刊QT誌(日ごとに湧く泉)の 小グループ聖書勉強のテキストとガイドが見られます。


日付 題目 お名前 投稿数
2020-09-29 2020年 11月 2週次 365qt 537
申命記 28:15~24
絶対従順の人生とは

新型コロナウイルスによって全世界が恐怖の渦に投げ込まれました。ウイルスによる被害は人間の想像を超えて、全人類を恐れに震えさせました。しかしこのような伝染病はモーセが生きていた時代にもありました。多様な感染症や病気で、当時の多くの人たちは恐れにかられました。特に神様はこのような疾患を不従順のときの呪いの方法として用いると言われ、神様の民がのろいからのがれ、祝福を受ける道が何であるかを語られました。申命記28章に紹介されている不従順なときに受ける呪いの内容を調べて、神様の前でクリスチャンの生きる姿はどのようであるべきか考えてみましょう。

1.モーセはイスラエルの民に神様に不従順である場合にどのような結果になると言いましたか。神様のみことばに従順に従ったときとどのように違うか比較してみましょう(15~19節、参照/申 28:3~6)。


- モーセはイスラエルの民に主なる神様のみことばに不従順であればのろいが臨むことを語った。不従順であるなら、イスラエルの町がのろわれること、かごもこね鉢ものろわれ、イスラエルの身から生まれる者も、土地の産物も子牛も雌羊ものろわれるようになる。そしてイスラエルの民が入るときものろいを受け、出て行くときにものろわれる。
- 祝福の内容とのろいの内容を比較すると反転させてみることができる。神様のみことばにしたがったとき、イスラエルの町にあっても祝福され、野にあっても祝福される。イスラエルの身から生まれる者も、地の産物も、子牛も雌羊も祝福を受ける。かごもこね鉢も祝福される。そしてイスラエルの民が入る時も祝福され出るときにも祝福されると言われた(参照/申 28:3~6節)。祝福とのろいの順序が変わっているだけで人間の従順と不従順は祝福とのろいという絶対的に相反する結果を招く。モーセはイスラエルの民にいのちの道と死の道が置かれているので、のろいの道を選ばないようにと訴えている。


2. 神様のみことばに不従順な時受けることになるのろいは、祝福よりはるかに広範囲に及びます。民に下される三つの苦痛は何でしょう。このような苦痛を味わうことになる理由は何ですか(20節)。
-モーセは神様がイスラエルの民に祝福の代わりに三つの苦痛を与えると言った。のろい、恐慌、懲らしめである、のろいは「悪口」を意味する。ここでは神様の怒りを意味する。恐慌は災難やわざわいなどによって大きく驚き揺らぐ状態である。懲らしめは「脅かし」という意味で、死の状態にまで追いつめられる神様の究極的な叱責を指す。
- イスラエルの民に、のろい、恐慌、懲らしめの苦痛が臨むことは、主なる神様のみことばを忘れてしまうからである。神様のみことばを失うことは、罪の本質であり、契約を破棄することであるとはっきりと教えられている。すべての罪の行為は神様のみことばを忘れる所から始まる。みことばを忘れてしまうことは、神様との契約破棄の行動である。


3. 神様がイスラエルの民に下したのろいが社会全体を超えて、各個人へどのような影響を与えますか(21節)。のろいの内容は具体的に何でしょう(22節、参照/創 41:23)。
-神様が下したのろいはイスラエルの社会を超えて、個人に現れる。不従順な民には健康を害する疾病として現れる。モーセは神様が人々に疫病を送り滅亡させてしまうと言われた。疫病は「デベル」で「破壊する」という意味の単語から出たものである。「悪性伝染病」(Pestilence)と翻訳することができる。この単語は22節に書かれている七つの致命的な病についての全体的な用語として死をもたらす病を意味している。ここで七つの病を書き加え、契約を破った民の苦痛を極大化されたのである。
-七つの病は肺病、熱病、高熱病、悪性熱病、水枯れ、立ち枯れ、黒穂病である。肺病(シャヘペット)は肺結核の一種で、熱病(ガダハト)は「燃え上がる」という意味の単語で発熱、熱病を意味する。高熱病(ダレケット)は「燃え上がる熱気」炎症を意味する。悪性熱病は「ハラフル」は「光を下して燃やす」という単語から出たもので、正確にはどのような病気を指すのか分からない。ひどい炎症によって体全体が熱を帯びる熱病を指すものと見られる。水枯れ(へレブ)は「剣」 (sword)という意味である。これをホレブと読むと、熱やひどい日照りを意味する。立ち枯れ(セデパ)は「荒廃する」という意味の単語で、アラビアの砂漠から吹いて来る熱い風によって穀物や草がしおれて枯れてしまう病気である(参照/アモ 4:9)。黒穂病(エラコン)はアラビアの砂漠の風で主に、病気を多くもたらして穀物の葉をからしてしまったり腐らせてしまったりするものだ。このような七つの致命的な病でイスラエルが完全に破滅するときまで打つという意味だ。弁明の余地がなく、避ける余地もない断固とした宣言であるこのわざわいは神様から離れた者たちにとっては避けることのできないわざわいである。
4.モーセは神様がイスラエルの民に下したもう一つののろいをたとえで説明します。このたとえが意味するところは何でしょう(23~24節)。
-モーセはイスラエルの頭の上の天は青銅となり、あなたの下の地は鉄となる。神様が雨の代わりにほこりや砂ほこりをイスラエルのいる地に降らせ滅亡させられるといったのである。
- モーセは自然の災害を視覚的に、生き生きと表現している。「天が青銅となり、地は鉄となる」ということばは、二つの金属の優劣を念頭に置いているたとえではない。飢饉、日照りに対する生々しいたとえである。極限の日照りで田畑の穀物は育たず、木は何も実をつけることはできない。天の水分がとどめられて雨が降らず、大地は砂とほこりを舞い上がらせ、雨の代わりに地の上は砂漠に代わり、砂風が吹き荒れてほこりがいっぱいになる。

5.神様が民にのろいの警告を与えられた理由は神様のみことばと恵みを忘れないように願われたからです。あなたは神様の愛をいただいてもその恵みを忘れて不従順な生き方をしていませんか。
6.神様のうちにとどまる祝福とのろいの分かれ道で絶対従順の人生を生きるためにはどのような努力をするべきでしょうか。考えてみましょう。


申命記28章は祝福とのろいの章ですが、祝福よりのろいの内容が多く紹介されています。これは人間の罪と弱さをよく表している場面です。当時イスラエルの民にのろいが与えられたのは、みことばに不従順で、慈しみと憐れみに感謝しなかったからです。このように神様を離れ、不従順である人間は、混沌とした中に置かれ、苦しみを受け、汚れるよりほかありません。モーセはイスラエルの民に神様のすべてのおきてと命令を守る絶対従順の人生に歩むようにと勧めました。これはイエス・キリストが私たちの罪を贖うために絶対従順の場所、十字架に向かわれたことと同じです。常に神様のみことばに絶対従順の姿勢を保ち、神様がくださる祝福を心から楽しめるよう願います。

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