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小グループのガイド

月刊QT誌(日ごとに湧く泉)の 小グループ聖書勉強のテキストとガイドが見られます。


日付 題目 お名前 投稿数
2020-09-29 2020年 10月 1週次 365qt 418
申命記 16:1~17
神様の助けを記憶せよ


1620年メイフラワー号に乗って新大陸に移住した清教徒たちは、移住してすぐ、寒さと疫病で大きな苦難を味わいました。そして二年目となる 1621年、新大陸で初めての収穫の喜びを得ました。彼らはこのような喜びを与えてくださった神様に感謝をささげ、定着を助けてくれた原住民たちとともに宴会を催しましたが、このことが今日の収穫感謝祭の由来となりました。このような困難な状況に勝利させてくださった神様を記念し、記憶することは今日クリスチャンにとっても重要です。あなたは神様の助けをどのように記念し、覚えていますか。本文に書かれている祭りについての内容を調べながら、共に考えてみましょう。

1. モーセはイスラエルの民に何を守り行うようにと命じましたか。モーセはなぜイスラエルの民に対してこの祭りを守り行うように言ったのでしょうか(1節)。
-モーセはイスラエルの民にアビブの月を守り、あなたの神、主の過ぎ越しを祝いなさいと命じた。モーセがこのような命令をした理由は、主なる神様がイスラエルの民をエジプトから導き出されたからである。
2.モーセはイスラエルの民に過ぎ越しと種なしパンの祭りを行いながら何をどのように食べるように教えましたか。この食べ物が象徴することは何でしょう。モーセはなぜこれを食べるようにと言ったのでしょうか(2~3、7節)。
- モーセは神様が選ばれた場所で牛と羊をいけにえとして過ぎ越しを守り、7日間、種を入れたパンを食べてはならず、種なしパンといっしょに食べるように命じた。
-種なしパンはパン種が入っていないパンのことであり、イスラエルの民がエジプトから急いで出て来たことを象徴している。彼らの出エジプトは、イスラエルの民が何かを準備する間もなく急いで行われたものであり、モーセはこの食べ物を食べることを通して、当時急を要していた出エジプトの状況と、その中にあっても神様が助けてくださったという事実をイスラエルの民が記憶することを願われたからである。



3.モーセはイスラエルの民に七週の祭りをどのように守るように命じましたか(9~11節)。モーセはなぜ七週の祭りを守りながら、レビ人と在留異国人、孤児ややもめとともに主の前で楽しむように命じたのでしょうか(参照/レビ 23:22)。
-モーセはイスラエルの民に穂にかまを入れ始めるときから、七週を数えて、神様に七週の祭りを守るように命じた。この時彼らは神様が下さった祝福に感謝し、すすんでささげるささげ物をささげなければならなかった。それだけでなく、町囲みのうちにいるレビ人、在留異国人、孤児、やもめとともに神様が選ばれた場所で楽しまなければならなかった。

- 七週の祭りは神様が穀物の収穫を与えられたことに感謝しながら、栄光をささげる祭りであった。モーセは、イスラエルの民が七週の祭りを守りながら、レビ人と在留異国人、孤児、やもめまでもすべてともにそれに加わらなければならないことに言及している。彼らのために、穀物を刈り取る時、畑の隅々まで収穫してはならなかったが、これはエジプトの地で奴隷生活をしていたときに困難を経験していた自分たちの姿を振り返るようにとの神様の御心が込められている。今は神様の恵みで多くの穀物を収穫できるようになったが、出エジプトの時にはイスラエルの民は全員が奴隷であったので、満腹に食べることはできなかった。モーセはこの事実を思い出させながら、すべてのことは神様がくださったとういことを覚えつつ、過去イスラエルの民が経験していた困難がレビ人と在留異国人と孤児とやもめにもありうるので、彼らのために仕えるよう教えている。このように、レビ人と異国人と孤児とやもめとともに主なる神様の前で楽しむ行為は、食べることを、自分だけでするのではなく、弱い者たちとともにする主の思いが込められている。

4.モーセはイスラエルの民が仮庵の祭りをどのように守るべきかを命じましたが、その理由は何だと思いますか(13節、参照/レビ 23:42~43)。
- モーセはイスラエルの民が仮庵を守る時、打ち場と酒ぶねからの取り入れが済んだ後七日の間仮庵の祭りをしなければならないと命じた。彼らは七日間仮庵に住まなければならなかった。神がエジプトの地からイスラエルの民を導きだされた時、仮庵に住ませたことをイスラエルが代々悟るため、このような仮庵の祭りを命じられたのである。イスラエルの民は七日間の仮庵生活を通して、主なる神様がどのように助けられたのかについて話したものと思われる。神様は彼らのこのような生活を通して、もっとご自身を覚えるよう願われたので、祭りを命じられた。

5.あなたは神様の助けを完全に覚え、共同体で共に守る礼拝に、本当の感謝をささげていますか。
6.神様の助けを記念し、記憶するために、あなたが必ず実践しなければならないことは何か具体的に考えてみましょう。

イスラエルの民は過ぎ越しと種無しパンの祭りの時にパン種の無いパンを食べながら、出エジプトの当時の緊迫した状況でも自分たちを助けてくださった神様を覚えました。また、彼らは七週の祭りを守りつつ、立ち穂に鎌を入れるときから七週を数え、神様が下さった食べ物は自分だけの物ではなく、分け合わなければならないという神様の教えを学びました。仮庵の祭りを守る時には荒野の生活の中に働かれた神様の導きを思い起こしました。このように神様の助けを覚え、記念するための努力は、今日を生きる私たちにとっても重要です。家族と隣人、共同体の兄弟姉妹たちと交わる時、困難な状況の中で助けてくださった神様の恵みを共に分かち合い、感謝の礼拝をささげる主の民になれますように。

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