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小グループのガイド

月刊QT誌(日ごとに湧く泉)の 小グループ聖書勉強のテキストとガイドが見られます。


日付 題目 お名前 投稿数
2020-05-27 2020年 6月号 3週次 365qt 746
申命記 4:1~10
何を守って行くべきか


「守先待後」とは、中国の明の時代の思想家の言葉ですが、「先代が残した良い伝統と遺産を守り、後代を育てて行く」という意味です。この言葉は私たちが信仰継承の大切さをよくあらわしています。モーセもまた出エジプト二世代たちが過去に出エジプト第一世代が守っていた神様に従う伝統は引き継いでいきながら、誤っていた部分は反面教師として、より優れた信仰を後世に引き継いでいくことを願いました。今日の本文を通してモーセがカナンの地に入る第二世代の人たちへ勧めた内容は何か調べてみましょう。



1. モーセはイスラエルの民に何を願いましたか。これに込められた辞書的な意味は何でしょう(1~2節)。
- モーセはイスラエルの民たちへ、掟と定めを聞いてそれを「行いなさい」と言いました。主の命令を減らしたり付け加えたりせず、「守る」ことを命じた。1節の「行う」というのはヘブル語で עָשָׂה(アサ)という単語で、行動する、作るという意味がある。2節の「守る」という言葉はヘブル語でשָׁמַר(シャマル)という単語で、守る、保存するという意味がある。
2.モーセが言及した「バアル・ペオルのこと」とは何ですか。このことを例に挙げて説明した理由は何でしょう(3節、参照/民25:3、5)。
- 「バアル・ペオルのこと」とは、民数記25章でイスラエルの民が偶像崇拝をして神の怒りをかって、多くの人達が殺されたできごとのことだ。モーセは二つの願いを実行しなければ、バアル・ペオルの事と同じ結果が現れると警告するために、この話を例として挙げた。

3.モーセは主の掟と定めを守り、行った者たちは、どのような祝福を受けると言いましたか(6~8節)。

-主なる神の掟と定めを守り行った者たちは、まず、諸民族の前で知恵と悟りのある民として認められ(6節)、祈るたびに、神が近くにおられることを感じ、それを喜ぶ国になり(7節)、義なる偉大な国民になる祝福を楽しむようになる (8節)と説明した。
4. モーセは主の掟と定めを守り、行うために、民がかならず何をしなければならないと言いましたか(5、9~10節)。あなたは、モーセが主の掟と定めを守り行うために求めた行為はどのような理由で重要であると思いますか。
-モーセは民へ「守り行う」ことを求めるに先立ち、まず、神様の命令に従って、民を教えた(5節)。民はモーセから聞いた神の掟と定めを、その子らにも教えなければならない (10節)。その時はモーセがこの世を去った後になるために、民は子どもたちへ神の掟と定めを教えるために、自ら仕えつつ心を守り、見たり聞いたりしたことを忘れないように注意しなければならない(9~10節)。
- 「教える」ということは、まず学んだひとが学んでいない人に知らせる行為である。正しい信仰を世代継承するためには、このように教えの領域は必ず必要になってくる。主の掟と定めにこめられた意味は何か、なぜ神がこのように掟と定めを下さったのかについて、正確な意味を悟るためにも、先代の教えは必ず継承されなければならない。モーセはこのような行為について重要に考えた。


5. 私は信仰継承のために家族や共同体のメンバーに神様のみことばをしっかりと教えられているだろうか。
6. 今日のような激動の時代に、神様のみことばを守り、行うために、自分の中に変えられなければならない部分があるとすれば何でしょう。考えて分かち合いましょう。

神様はカナンに入るという激動の時代にイスラエルの民が混乱へ陥らず、完全な祝福に預かる一方で、みことばを守り行うようにと、モーセを通して語られました。神の民が完全にみことばを守り、行うためには、まず学んだ者の教えが必要です。信仰の先輩たちから謙遜に神様のみことばを学び、その教えを信仰の後輩に伝えて行かなければなりません。信仰の先輩たちから受けた教えを次の世代、また共同体のメンバーに一度も伝えたことが無いとすれば、それは反省すべきことです。神様のみことばをしっかりと伝える弟子になるように努力しましょう。

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