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小グループのガイド

月刊QT誌(日ごとに湧く泉)の 小グループ聖書勉強のテキストとガイドが見られます。


日付 題目 お名前 投稿数
2019-08-07 2019年 8月号 3週次 365qt 690
民数記 31:1~12
最後まで完全な献身を

一般的に職場では経歴を積めば積むほど、初心を維持していくことが難しくなっていきます。自分に任されていること以外には、周りを見回すことがなくなっていきます。しかし自分が最善を尽くした結果が、自分自身だけではなく、共同体に直接的に影響を与えるとすればどうでしょうか。そうなればもちろんあなたの行動に変化が生まれるはずです。これは神様の働きに携わるときも同じです。あなたがもう少し労を惜しまず働き、仕えるならば、神の国の共同体に益をもたらすのです。今日のみことばを通して、神様と一つからだとなった共同体であることを見出すとき、どのような益があるのかをしらべてみましょう。

1.神様がモーセに命じられたことは何でしょうか。そのことを全うしたあとには、どのようになると言われましたか(1~2節)。
- 神様はモーセにイスラエル人の仇をミデヤンに報いるように言われた。その命令を完遂したらモーセは民に加えられる。民に加えられるというのは、つまり先祖たちに加えられることで、先祖とともに葬られる、死ぬということを意味する。


2.ミデヤン人たちがイスラエルと敵対関係になった理由は何でしょうか(参照/民 22:7、25:2~3、18)。
-ミデヤン人たちはモアブ人たちと共に陰謀を企て、バラムにイスラエルの民を呪うように仕向けただけでなく、自分たちの女を通してイスラエルの民をそそのかし、偶像崇拝をさせた。イスラエルの民はこれによって大きな被害を受けた。このようなことで、ミデヤン人たちはイスラエルの敵となった。


3.モーセは民にだれの復讐をせよと言いましたか。どのような方法で兵士を選ぶよう命じましたか(3、5節)。
- モーセはミデヤン人を打ち、主の復讐をするように言った。復讐のため、イスラエルの民に、自分たちとともにいる人たちの中からいくさに出られる人を選んで武装するように言った(3節)。
-各部族から千人ずつ、イスラエルの民百万名のうち一万二千人を選び武装させるように言った。このようなモーセの命令はイスラエルの民に求められていた人員を満たす目的で、順番通りに、特定の部族や集団から任務に就く者を集めるのではなく、彼ら全体のなかから最もこの任務をうまく遂行できる人を選ぶようにさせた。ある人は、くり返しいくさに出ることもありえた。
(-民数記の初めの数 (1:46)や二度目の数(26:51)のどこにも百万の数は登場していない。百万の数字は「千万」の他の表現である。これは莫大な数の民から選んだという表現の方法であり、千人隊(それぞれの千人隊長が導く兵士の集団。民10:4でラッパが一度吹き鳴らされたら、各千人隊を代表する千人隊長がモーセの前に出て来ると言う信号であると表現されている)つまり数多くの千人隊から一人一人選んだという表現である。二つのうちどちらの解釈であっても、イスラエルの民の全体から選ばれた人たちであるという意味を読み取ることができる。)


4.モーセがイスラエルの民の中から兵士を厳選したのはなぜでしょうか(6~7節)。祭司エルアザルの子、ピネハスまでいくさに送ったのはなぜでしょう。
- モーセがイスラエルの民から、このように厳選して兵士を選んだのは、この任務がイスラエルの仇を返せという命令によって与えられたが、事実上主の復讐であるといことを知っていたからである。神様がイスラエルの仇を返せと命じられたとき、神のみこころを代弁したモーセは主の復讐という言葉で考えた。また全体の兵士の中から選んでいくさを遂行させたことは、全的にこのいくさに対する勝利が神にかかっているということを見せようとしたものだ。
-祭司の息子と聖所の器具もともにいくさに行ったことを通して、このことが神様の事であるということを確実にしている。


5.あなたはモーセのように初心を忘れず、最後まで与えられた使命を完全に果たすため準備して努力していますか。


6.ミデヤンとのいくさはモーセが担わなければならない最後のいくさだった。あなたが共同体のために完全に献身しなければならないことと、そのために準備をしなければならないことは何か考えてみましょう。

モーセが担うべきミデヤンとの戦いは自分の生涯において、最後のいくさでした。モーセは、自分は約束の地には入れませんでしたが、与えられた使命に最善を尽くしました。彼はイスラエルの仇を、主の復讐とし、与えられた状況で集中していくさに備えました。神様もこのことを知って、大勝利を与えてくださいました。もしモーセが神の御前で正しく立っていないのであれば、自分は約束の地に入れないという理由で、適当に準備することも考えられたでしょう。しかし彼は誰よりも神様のみこころを理解していたので、初心を忘れないで最後まで使命を全うしました。神様の共同体ではこのような人が必要です。それぞれが皆、日々共同体のことを自分のこととして考え、使命を全うするようにしましょう。

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