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小グループのガイド

月刊QT誌(日ごとに湧く泉)の 小グループ聖書勉強のテキストとガイドが見られます。


日付 題目 お名前 投稿数
2019-05-24 2019年 6月号 5週次 365qt 690
民数記 16:1~11
恵みを常に覚える人生

第二次世界大戦で英国を勝利に導いたウィンストン・チャーチルは、戦争直後に実施された総選挙で惨敗し、首相の座から追われてしまいました。チャーチルはこれに対し、「恩知らずな国家」と国を評価しました。これは、チャーチルの立場からだけ考えたら、十分に理解できる表現です。神様の立場から見るとき、私たちの姿もこれと同じような時があります。私たちは神様の大きな恵みを忘れ、ありとあらゆる不平不満を言います。事実、このような姿は神様の目から見て、適当ではありません。本文を通して、私たちが神様の恵みを覚え、そのみこころに従順に従おうとするなら、どのようにしなければならないか考えてみましょう。

1.イスラエルの民のうち、導かれた恵みを忘れ、モーセトアロンに対抗した者はだれでしたか。その理由は何でしょうか(1~3節)。
-コラ、ダタン、アビラムと、オンが、会合で選ばれた名のある250人とともに立ち向かい、モーセとアロンに逆らった。ここで「立ち向かった」と書かれているのは、立ちあがったと理解されるものである。コラはレビの子孫であり、モーセのいとこにあたる。何名かがモーセとアロンのリーダーシップに反旗を翻し、250名の指導者たちを扇動し、反乱の勢力を高めた。
-彼らがモーセとアロンに立ち向かった理由は、モーセとアロンが、自分の分を超えて、自らを高くしていると考えたからである。彼らはモーセとアロンだけ祭司として指導者の役割をすることに対して強い不満を持っていたものとみられる (参照/ 10節)。

2.モーセは自分に逆らった群れにどのように反応しましたか。彼らに何を提案しましたか(4~7節)。

-モーセはコラと群れの攻撃を受けてひれ伏した。顔を地につけてひれ伏す姿勢を取って、神様に祈ったのである。彼は神様のみこころを求め、助けを求めた。
- モーセは彼らに次の日、各自、火皿を取り、その中に火を入れて、神様がだれを選ぶのかを確認せよと提案した。

-モーセにとっては、自分とアロンに与えられた祭司の職と指導者の立場が個人的な私欲によるものではなく、神様ご自身が許して与えられたものであるということを知らせたかったのだろう。


3.モーセが自分に逆らったコラと群れを叱責した具体的な理由は何でしょう(9~10節)。
-モーセはコラと群れの人々が神様がくださった恵みを覚えられず、分を超えた要求をしたと考えた。神様は特別レビ部族を区別し、民のうち名のある250人も民の指導者として考えていた。そして彼らには、神様にもっと近くなれるよう特権も与えられていた。モーセは、神様が何も持たない、いやしい人々を選び、用いてくださる所に立ててくださったのに、その恵みに感謝するどころか、むしろ不平不満を言いたてて、祭司の職を見下す、恩知らずな姿勢を取っていることを叱責したのである。

4.モーセはなぜ自分とアロンに逆らったことを、神様に逆らった行為だとして語っているのでしょうか。モーセの言うとおり、神様に逆らった彼らはどのような最期を迎えましたか (11節、参照/民16:32~33、35節)。
-モーセは神様が立てられた指導者たちに対抗することは、つまり神様に逆らう行為であると考えた。神様が下さった責任をないがしろにし、自分にないものを望み、神様の権威を認めない行動として判断したのだ。
-神様は、地を二つに分け、コラと、ともに立ち向かった人々を地面の下に飲み込まれるようにされた。彼らに追従した250名の人々は皆火で焼かれた。

5.神様の民は与えられた恵みを覚え、神様のみこころに反しないようにしなければならない。あなたは日常生活で、神様のみこころに逆らわないために、努力をしていますか。
6.あなたが受けた恵みを忘れ神様に逆らった経験があるなら、それは何でしょうか。ただ神様の主権を認め、そのみこころに従うために決断すべき部分は何でしょうか。



コラと群れは彼らの受けた恵みを忘れたままで、モーセとアロンのリーダーシップを無視し、彼らを立てた神様に逆らう行動を取りました。神様はこれに対し、コラとともに立ち向かった人たちと家族を滅ぼし、反逆に参加した250名の名のある者たちを火でさばかれました。神様は、私たちが受けた恵みを覚え、感謝することを願っておられます。そして神様の民が神様の主権を認め、そのお方のみこころに従って生きることを願われます。私たちは受けた恵みを覚え、地に頭を付けてひれ伏して、受けた恵みに感謝する主の民にならなければなりません。恩知らずな行為を捨てて、感謝をもって、神様が喜ばれる人生を生きて行きましょう。

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