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月刊QT誌(日ごとに湧く泉)の 小グループ聖書勉強のテキストとガイドが見られます。
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2017-09-04 |
2017年 9月号 4週次 |
365qt |
966 |
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大胆に改革を実行せよ 列王記第二 12:4~16
<心の扉を開いて> 宗教改革者は「改革された教会は、継続的に改革され続けなければならない」(Ecclesia reformata simper reformanda)という言葉を残しました。彼らがこういう話をした理由は、過去の成功は、時として現在や未来に失敗を生み出すことがあるためです。過去に立派なことをやり遂げましたが、その業績に安住し、それ以上の発展ができなくなった場合に、こうしたことが起こります。彼らは過去の改革者が未来の改革の対象になりえるという事実を深く悟りました。しかし過去の改革者を対象として改革を実施するのは、現実的に非常に負担になる仕事です。今日の本文をとおして、このようなことを担わなければならなかったヨアシュを見て、私の人生はどうであるか省みる時を持ちましょう。
<みことばの種をまいて> 1. ヨアシュが祭司たちに指示した内容は何ですか。祭司たちはヨアシュの命令に対してどのように反応しましたか(4~6節)。 - 祭司たちに宮にささげられた金をもって、宮を修理するように命じた。 - しかし祭司たちは、ヨアシュ王の第23年、つまりヨアシュが30歳になるまで、宮を修理することをしなかった。
2. 祭司たちがヨアシュの命令を無視したのはなぜですか。このような状況でヨアシュはどのような対応をしましたか(7~8節、参照/11:12、21)。 - ヨアシュは、祭司エホヤダによって7歳の時に、王に擁立された。それまでユダは、エホヤダの摂政政治によって治められ、祭司たちも王の命令よりもエホヤダのことばに従ったはずである。つまりヨアシュは王ではあったが、祭司たちの前では力がなかったのである。 - 30歳になったヨアシュは、祭司エホヤダと祭司たちをよんで祭司たちが金を受け取らないようにし、直接、宮の修理のために監督者たちに手渡されるようにした。
3. 民が神殿に持って来た金を集める箱がいっぱいになると、だれがその銀を数えましたか。その金はだれに渡されましたか(10~11節)。このことに、大祭司を除いた祭司たちが排除されたのはなぜでしょう。 - 王の書記と大祭司が数え、金は宮を修理する働き人たちに渡された。 - 主の宮の財政問題に対して、大祭司は金を数えるだけにすることによって、祭司たちの権限が集中しないようにし、腐敗の要素を取り除こうとした。
4. ヨアシュが自分を守ってくれていたエホヤダを含む祭司たちを叱責し、彼らが神殿の財政問題に介入できないようにしたのをみて、どう思いますか。 5. 自分と親しい関係にある人、過去に自分を助けてくれていた人が過ちを犯したのを見たら、どのように対処しますか。愛を持って接しながら、間違いを正せるように勧めることができるでしょうか。 6. あなたの周囲に間違ったことを信じる信仰を持っているとか、誤った行動をとる人はいないか考えてみましょう。愛の心で彼らの過ちを正すために、どのような実践ができるか、分かち合う時間を持ちましょう。
<人生の実を刈り取って> エホヤダがいなかったらヨアシュは幼いころにアダルヤに殺害されていたことでしょう。ヨアシュにエホヤダはいのちの恩人であり、自分を王にした一番の功臣でありました。しかしヨアシュはエホヤダが率いる祭司たちに神殿の修理を任せることはできないことを悟り、改革を実行します。私たちもいくら親しく近い関係にあり、過去によいことをたくさんしてくれた人であったとしても、現在、その人が間違ったことしているなら、はっきりとそれを指摘して正しく歩めるようにしなければなりません。その人を愛し、大切に思っていればいるほどこのような態度は一層必要です。まず自分自身から振り返ってみて、悔い改め、また、親しい人たちを見回し、神様の前に正しく立つことができていない部分があるなら、きちんと立つ事ができるように愛を持って勧めましょう。
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目録
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