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小グループのガイド

月刊QT誌(日ごとに湧く泉)の 小グループ聖書勉強のテキストとガイドが見られます。


日付 題目 お名前 投稿数
2017-08-04 2017年 8月号 3週次.... 365qt 966
信仰の人が持っている権限と力
列王記第二 5:1~14

<心の扉を開いて>
ほとんどの人たちは、今よりもっと上の地位に上がって、もっと多くの人たちに自分が知られたいと思っています。それには様々な理由がありますが、地位が高くなれば、もっと大きな権限と影響力を持つことができ、低い地位の人たちは、高い地位の人たちの判断に従う受動的な立場におかれるしかなくなるからでしょう。このように、世の人々にとって高い地位というものは、もっと大きな権限と力と自由を楽しめる立場と思われています。しかし高い地位を得れば、より大きな権力と力と自由を持てる条件であると言うことができるでしょうか。本当の権限や力、自由を手に入れることのできる人とはいったいだれでしょうか。対立関係にあったイスラエルとアラムの間にあった、一つのできごとを通して調べてみたいと思います。


<みことばの種をまいて>
1. ナアマンはどのような地位にいた人でしたか。どのような問題を持っていましたか。彼にエリシャを紹介した人はだれでしたか(1~3節)。
― アラムの将軍であり主君の重んじられ、尊敬されていた。彼は、ツァラアトに冒されていた。
― イスラエルでとらえられきたひとりの若い娘がナアマンにエリシャを紹介した。
2. イスラエルの王はアラムの王の手紙を受け取ってどのような反応を見せましたか。なぜイスラエルの王は、アラムに捕らえられた少女も知っているエリシャのことを思い出せず、このような反応を見せたと思いますか。
―自分には、ツァラアトを直す力がないことを述べ、アラムが言いがかりをつけるために言ってきたことだと考え、服を引き裂いた。
―王は、エリシャを通して、働かれる神様の力を信じなかった。彼はすべての問題は神様を信頼するなら解決できるという考えをもっていなかった。

3. エリシャが送った使者が伝えた言葉を聞いたナアマンは、どのような反応を見せましたか。ナアマンがこのような反応を見せた理由は何でしょう(11~12節)。
― エリシャが出て来ることもなく、自分の考えとちがう指示を受け、怒って帰途についた。
― 彼はエリシャが地位の高い者であった自分に対して、敬意を払わないだけでなく、自分が予測したとおりではなかったので怒ったのだ。

4. ナアマンにエリシャの言ったことに従うようにと勧めた人はだれでしたか (13節)。ナアマンにエリシャを紹介した人も、エリシャの言うことに従うようにと言った人も、みな名もないしもべたちであったということを、どう思いますか。

― ナアマンのしもべたち。
― 神様は、この世で地位の高い者を用いられるのはなく、たとえ地位の低い者であっても信仰をもつ者を用いられるのである。

5. 今の自分の状況(家族、健康、学力、職業など)について、どれくらい満足していますか。現在の自分の姿、そのままを神様が愛してくださり、用いておられるということを信じますか。
6. 神様は世の地位とは関係なく、神の権力と力を信じて頼る者たちをとりあげて用いてくださいます。それぞれが自分の置かれたところで、神様の力を信じて、何を実践することができるか、話し合ってみましょう。

<人生の実を刈り取って>
イスラエルの王は、なんの脅しでもない手紙を読んで、恐れ、服を引き裂きました。アラムの軍隊の将軍は自分の問題を解決する能力もないのにエリシャの言うことを拒もうとしました。彼らは高い地位にはありましたが、問題を解決する能力も、分別もない者たちでした。むしろ世の視点から見て、低い地位、かわいそうに見えるしもべたちは、預言者を通してあらわされた神様の力を信じて、頼ったので、問題が解決しました。このように本当の力は地位の高い、低いとは関係がありません。ただ神様が生きておられることを信じて、撚り頼む者が、世の問題を解決することができるのです。あなたは、この地上でどのようなすがたで生きるようにと召されたのでしょうか。重要な事実は、神様のみことばをどれくらい信じているかによるということを覚えなければなりません。

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