Korean | English | Japanese     
   
 
 
    Home > 小グループ聖書勉強のガイド    
 
Go and Make
disciples
of all nations!
   
 
  国際弟子訓練院
  弟子訓練とは
  弟子訓練 α&Ω
  セミナー
  図書及び資料
  掲示板
小グループのガイド

月刊QT誌(日ごとに湧く泉)の 小グループ聖書勉強のテキストとガイドが見られます。


日付 題目 お名前 投稿数
2017-03-02 2017年 3月号 1週次 365qt 1200
1
列王記第一1:22~37
約束の通り立てられた王

動物の世界は「弱肉強食」の秩序が支配する所だという言葉には、だれも意義を唱えることはありません。しかし人間の世界も同じ秩序の下に置かれているという言葉を聞いたなら、嫌な気持ちになるでしょう。しかし残念なことに嫌な思いを持ちつつも、これを否定することはできません。この社会が力の論理によって牛耳られているということを感じるためであり、またそれに順応している自分を発見するからです。しかし私たちクリスチャンたちは、神様の統治を信じるにあたり、世の「弱肉強食」の秩序に屈服してはいません。今日はソロモンが王として選ばれた過程を通して、私たちがどのようにこのような信仰によって世を生きて行くことができるかを考えてみる時間を持ちましょう。


1.ナタンがダビデに確認しようとしていた内容は何ですか。その内容についての根拠として、どのような場面を例に挙げていますか(24~27節)。
- ナタンはアドニヤが王になろうとしていることをダビデに伝え、それがダビデの意にかなっていることか確認している。なぜなら王の子どもたちすべて、将軍たち、祭司エブヤタルがアドニヤの面前で食事をしながらアドニヤを高らかにほめたたえていたが、ナタンや祭司ツァドクやエホヤダの子ベナヤ、ソロモンが招待されなかったので、それが王から出たことか確認したかったから。

2.ダビデはナタンの話を聞いて、どのように行動しましたか。ダビデがナタンの話にこのように、即座に反応した理由は何ですか(28~30節)。
― ダビデはナタンの話を聞くとすぐにバテ・シェバを呼んだ。そして主は生きておられると主の御名によって誓い、ソロモンが自分の跡を継いで王になるとバテ・シェバに伝えた。しかしアドニヤはダビデがまだ生きているのに、ダビデを排除して自分が王であるかのように行動した。それでダビデは、即座に反応し、ソロモンが王座に着くことが王ダビデの心であることを知らせた。


3. ダビデはソロモンの王位承継のために何を命じましたか(32~35節)。人々が見ている前で、ソロモンに油を注ぎ、角笛を吹き鳴らしてソロモンにばんざいを叫ばせた理由は何でしょう。
― ダビデは、祭司ツァドクと預言者ナタン、エホヤダの子ベナヤに王位継承の手順について具体的に指示した。ダビデは自らの家来たちを雌騾馬に乗せギホンに行くように命じた。そして祭司ツァドクと預言者ナタンを呼び、ソロモンに油をそそぎイスラエルの王とし、角笛を吹き鳴らし、『ソロモン王。ばんざい』と叫ぶように命じた。ダビデは自分がサムエルによって王に立てられた同じ方法でソロモンを王にし、軍力ではなく民の支持を受け王になるようにした。


4.ベナヤの口を通して伝えられた神様のみこころは何ですか(36~37節)。ソロモンが王位に就くことができた理由は何ですか。
― ベナヤは、主がダビデとともにおられたように、ソロモンとともにおられ、彼の王座がダビデ王の王座よりもすぐれたものとされるだろうと神様のみこころを伝えた。ソロモンが王位に就くことができたことは、人の力ではなく、神様がダビデとともにおられたように、ソロモンとともにおられたからできたことである。


5.私たちも何の資格もありませんが、主の恵みによって救われ、この地を治める者として立てられました。そうであるなら私たちは世が主張する力の論理と聖書が語る恵みの論理のうち、どちらを優先していますか。

6.ソロモンの王位承継の過程を通して学べる事は何ですか。これを基礎として家庭や職場、学校など、あなたの生活のすべての領域が神様のみこころにより治められるよう、各自が決断するべきことは何であるかを分かち合ってみましょう。


世の人々は力の論理によって自分の欲望を満たしています。この論理は政治、またお金の形態で私たちの人生に深く入りこんで、神様のみこころとまったく関係ない行動を私たちにとらせようとします。しかし世の統治者は神様です。神様がともにおられてこそ、すべてのことがまっとうに行われ、神様が主権的に選ばれた者が神様のわざに用いられるようになるのです。神様は、自ら王となり自分の欲望を満たすために必死になっていたアドニヤを選ばれませんでした。神様は、老いて気力が衰えていたダビデでしたが、ご自分の心にかなった者との約束を守られました。世ではすべてのことが、力の論理によって動かされているように見えますが、神様はその中にあっても神様ができることをしてくださっています。神様はご自分と心が一つになっている者と、ともに働いてくださるということを忘れてはなりません

目録