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小グループのガイド

月刊QT誌(日ごとに湧く泉)の 小グループ聖書勉強のテキストとガイドが見られます。


日付 題目 お名前 投稿数
2017-01-03 2017年 1月号 2週次 365qt 1139
ホセア書 1:1~11
みことばに従う人生

迫害や困難がなければ神様にもっと仕えることができるように思いがちですが、実際には、辛い状況の中にいる人、困難を味わっている人がむしろ真実な歩みをしているという場合が多くあります。経済的に安定し、心配事がなければ、神様より世の繁栄に対する関心がもっと大きくなり、神様に立ち返ろうという声は力を失ってしまうものなのです。ホセアはまさにこのような時代の預言者として召されました。ヤロブアム2世の時代は、北イスラエル王国の最高全盛期でしたが、国家的繁栄は、民を神様から引き離すことになり、堕落した指導者たちは民に偶像崇拝をさせました。この状況でホセアはさばきのメッセージを伝えよという使命を与えられました。ホセアは決して簡単には従えない命令に従わなければなりませんでしたが、今日は預言者ホセアの従順について詳しく見て、みことばに従う人生とはどのようなものであるかを考えてみようと思います。

1.ホセアが神様から受けた最初の命令は何ですか。神様はその命令を下した理由を何であると語られましたか(2節)。
― 行って姦淫の女をめとり、姦淫の子らを引き取ること。それは、この国、つまりイスラエルが主を見捨てて、はなはだしい淫行にふけっているから。

2.ホセアが妻ゴメルを通して得た子どもの名は、それぞれなんですか。その意味は何でしたか (4、6、9節)。子どもの名をこのような意味につけたことはどのような意味を持っていると思いますか。

― イズレエル(神様が散らされる)、ロ・ルハマ(赦さない)、ロ・アミ(わたしの民ではない)。イズレエルは神様が種をまかれると解釈が可能であるが、ロ・ルハマやロ・アミの名前とはあわない。

3.このように子どもにのろいのような意味の名をつけさせた神様でしたが、それにもかかわらずホセアを通して究極的にイスラエルに宣言したいと願っておられたメッセージは何でしたか(10~11節)。
― イスラエルの子孫の数が、数えることができないほど増え、回復され、神の子とされ、ユダの人々とイスラエルの人々は一つに集められる。

4. ホセアはどのような思いでこの命令に従ったと思いますか。神様の心を知った少数の義人が、多数の罪人のために苦しみを受ける状況を見て、何を感じますか。
― ホセアは苦しみながら姦淫の女を妻とし、その子どもたちに名前をつけたが、いつかはこの民が回復されるという神様の摂理を信じ、従ったことだろう。神様は、民を愛されるからさばきのメッセージを与えておられると理解したので、彼は苦しみに耐えることができたのだ。

5.神様は今も罪人たちのため、自分を喜んで犠牲にする義人たちを捜しておられます。あなたはこの義人のうちのひとりであると言えますか。
6.私たちはどれくらい神様のみこころに自分の心を一致させることができているでしょうか。また、神様の心を世に伝えているでしょうか。今も立ち返るように呼び続けておられる主のみこころを世にどのように伝えますか。

預言者ホセアは、神様のメッセージをことばだけでなく、自分の体と心で共有した人物でした。彼は神様の苦しみ、あわれみの思いに共感をし、イスラエルが回復することを願われた主のみこころを理解したので、その事実をイスラエル人たちに伝えましたが、世の豊かさに染まった民は、それを聞きませんでした。ホセアは、自分の人生でもっとも重要であると言える家庭を、神の怒りの型として用いて警告しましたが、民は罪を悔い改めませんでした。このような民の姿を見ることは、彼にとって担いきれない重荷であったことでしょう。この後、イエス様がされた働きもまたこれと同じようなものでした。私たちは主の後に従うように、召しを受けた者たちです。ホセアほどの犠牲は求められていないとしても、神様の心を読み取り、主の御国のため、自分の物を明け渡すことのできる人が本当のイエス・キリストの弟子です。新年には、主にさらに似せられていくことができるよう努力する私たちとなれますように。

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