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月刊QT誌(日ごとに湧く泉)の 小グループ聖書勉強のテキストとガイドが見られます。
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2016-07-26 |
2016年 8月号 2週次 |
365qt |
1041 |
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献身と犠牲が必要なとき
私たちの生活を考えると、霊的に幼く未熟なときに、たびたび人間関係において傷ついたり、傷つけたりしたことが分かります。人はみなひとりで生きることはできず、また罪を犯しながら生きていく、不完全な存在なので、おそらく私たちの中で、関係の困難を経験しない人はいないでしょう。私たちの心をもっとも痛める人は、意外にも、身近にいる人であり、その傷をいやすためには特別な恵みが必要です。今日ヤコブの家族が互いに傷つけたり傷ついたりしたことを見て、神様はその痛みをどのようにいやされたのかを調べ、私たちの人間関係を点検する時間を持ちましょう。
1.ユダはヨセフに、ヤコブが言った言葉を伝え、ベニヤミンが帰ってこない場合には、その父ヤコブがどのようになると言いましたか(29~31節)。 ->父とベニヤミンは離れることはできず、もしベニヤミンが戻ってくることができない場合、父ヤコブは苦しみながらよみに下ることになると言った。
2.ユダは父ヤコブの状況をヨセフに説明した後、何を提案しましたか。ユダがこのような提案をするに至った理由は何でしょう(32~33節)。 ->ユダはベニヤミンを父に無事に帰すために、自分が変わりに奴隷になると申し出た。自分自身が保証人になり、ベニヤミンを連れてきたからだった。
3.過去にヨセフを売り渡し、父親に「泣き悲しみながら、よみにいるわが子のところに下って行きたい」(37:35)とまで言わせたユダが、今は父に、再び息子を失わせる悲しみを味わわせることはできないと思わせた理由は何でしょう(34節、参照/38:7、10~12、42:21)。 ->ユダはヨセフを奴隷として売った後、立て続けに自分のふたりの息子を失った。この経験をして、残されたひとりの息子も死ぬのではないかと心配をしていた。また、ヨセフの兄たちは、ヨセフを奴隷として売ったことに対する罪責感を22年間、持ち続けていた。このことを主導したユダは、非常に大きな罪責感を感じていたことだろう。
4.神様はユダに、自分の罪を思い出させ、また父ヤコブと全く同じ痛みを味わわせることにより、父の痛みをいやすために自分自身を捨てる人とならせました。この過程を見て、何を感じますか。 5. 近しい人の心を痛めてしまった経験はありますか。そのときのような過ちを再び犯さず、むしろその傷を包む人になるために、何を実践していますか。 6.他の人の心に痛みを与えないために、時として、献身と犠牲が必要になります。あなたがどのように他の兄弟姉妹の痛みをいやすことができるか、具体的な決断をし、それを分かち合い、互いのために祈りましょう。
霊的な強さを持っている人は、他の人の痛みを理解し、自分を犠牲にすることを知っている人です。時としてそのような霊的成長のために、自分が他の人を傷つけてきた痛みを経験しなければならないこともあります。もしかしたら、今あなたが経験している痛みは、あなたの故に隣人や兄弟姉妹が味わうことになった痛みが原因になっているのかも知れません。神様が私たちにそのような苦痛を許されるのは、その痛みを通して、私たちが他の人々を助けるいやしの器として成長することを望まれるからです。私たちひとりひとりの未熟で弱い姿を脱ぎ捨てて、兄弟と隣人のため、自らを明け渡せる主の姿に変えられるよう祈りましょう。
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目録
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