|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
月刊QT誌(日ごとに湧く泉)の 小グループ聖書勉強のテキストとガイドが見られます。
|
|
|
|
|
|
|
2016-07-04 |
2016年 7月号 2週次 |
365qt |
1159 |
|
|
|
創世記 38:12~26 衝動に動かされる人生
世の中を見てみると、人は合理的で、理性的でなければ、誘惑や衝動に簡単に飲み込まれるのを目にします。これは、衝動をうまく自制できない子どもや、まともな教育が受けられなかった人にだけ適用されるものではなく、社会的な地位や教育水準の高い「指導者層」にいる人にも見受けられることです。それでも人はほかの人の失敗や失態を見ると、馬鹿にしたり指摘したりするだけで、自分も同じであると思わないものです。今日のみことばから、人がなぜ間違っていると知っていながらも罪を犯し、その結果、恥ずかしい目にあうのかについて考え、どうすればそこから逃れられるかについて考えてみましょう。
1. タマルはユダがティムナに来たと聞いてどのような行動にでますか(14節)。タマルを見たユダはどうしますか(15~16節)。 -タマルはやもめの服を脱ぎ、ベールをかぶり、着替えをして、ティムナヘの道にあるエナイムの入り口にすわっていた。ユダは、タマルを見て、彼女が遊女だと思い、彼女のところにはいろうとした。
2. ユダはタマルにしるしとして何を与えますか(18節)。ユダが代価として支払うだけのお金や家畜を持ち合わせていなかった理由は何ですか。 -ユダの印形とひもと杖を与えた。ユダは帰路につくまで遊女を探すつもりではなかった。
3. 代価を支払うために遊女を捜したものの、彼女が見当たらなかったユダは、何を決断しますか。その理由は何ですか(23節)。恥ずかしき行為であると知っていながらも、ユダがそうした理由は何だと思いますか。 -ユダは遊女がしるしをもったままにしておくようにと指示する。それは、笑いぐさにならないためんである。ユダは遊女と関係をもつことがはずかしい行為であることを知っていた。そのため、遊女と関係をもったのは、衝動の赴くままに行動したからである。
4. しるしとして与えたものを諦めたユダはどうなりますか(25~26節)。神様はユダにこのようなことを許された理由は何だと思いますか(参照・箴 6:2~29)。 -ユダは、タマルが妊娠したという知らせを聞いて、彼女を焼き殺そうとした。しかし、タマルがみごもった子が自分の子であることを知り、恥をかいた。神様は、ユダがヨセフを売り、父親をだましただけでなく、異邦人と結婚し、一時の衝動に駆られるなど、神の民にふさわしくない行動をとったことに対して、同じ方法で報われました。
5. ユダが誘惑に打ち勝てなかった理由は、彼がヨセフを売っただけでなく、カナンの土地の人のところに通婚するなど、罪に汚れた文化に囲まれていたからでした。あなたは、敏感に罪を感知し、世の淫乱で汚れた文化から自分自身を聖別しているでしょうか。世の誘惑に引き込まれないための、安全装置をもっているでしょうか。
6. 罪を身近におき、淫乱な文化に囲まれていながらも、瞬間的な衝動くらいなら勝てるという考えは、実に愚かな自信です。普段から聖められるために、あなたが捨てなければならないもの、離れなければならないことがあれば、そのことを分かちあいましょう。
ユダはイスラエルの子であったにも関わらず、カナンの人と交わりことに何ら躊躇いもありませんでした。彼は神様から罰せられただけでなく、人から馬鹿にされるようになります。誘惑に満ちた環境のなかに身をおきながらも、誘惑に陥らないという思いは、危険な考えであり、大きな錯覚です。これまでそのような誘惑におちたことがなかったとしても、これからもそうであるとは限りません。その日その日にみことばを黙想し、神様が喜ばれないこと、淫乱なこと、怠けていることなどがないか見つめなければならない理由がそこにあります。わたしたちの生活を見つめなおし、聖くない部分は切り離すイエス様の弟子とさせていただきましょう。
|
|
|
目録
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|