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月刊QT誌(日ごとに湧く泉)の 小グループ聖書勉強のテキストとガイドが見られます。
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2016-03-31 |
2016年 4月号 2週次 |
365qt |
1127 |
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創世記15:6~16 罪悪がまだはびこる前
私たちには、この世の中で起こる出来事を神様の視点で解釈することができないときが多くあります。そのため、自分が不公平な扱いを受けていると感じて悔しさを抱いたりします。また、神様のみこころに従って生きようとする人が苦しみ、欲のままに生きる人が隆々発展していく姿を見る度に、神様はなぜこの世界をこのまま放っておかれるのかと疑問を抱いたりするのです。アブラハムもやはり同じような経験をしています。アブラハムは神様を信じて従ってきましたが、実際に彼の周囲ではしきりに困難が起こりました。今日、神様と契約を結ぶアブラハムの姿を通して、悪が制しているように見えるこの世界を私たちがどのように受け止めるべきかについてともに学んでいきましょう。
1.神様はアブラハムにどんな約束をされますか。また、アブラハムはその約束に対して何を要求しますか(7~8節)。 ->神様はアブラハムにこの地を与えると約束され、アブラハムはそれが自分の所有であることをどのようにして知ることができるかと質問した。すなわち、証拠を要求した。
2.目的地も知らないまま信仰によって神様に従い旅立ったアブラハムですが、彼が証拠を要求したのはなぜでしょうか(参照・12:6、13:6~7、14:1~2、17)。 ->神様は確かにこの地を与えると約束されたが、到着してみるとそこにはすでに他民族が住んでおり、甥のロトと一緒に住むにはあまりにも狭い土地であった。それだけでなく、土地を所有するどころか周辺地域の王たちの戦争に巻き込まれた上、戦争で勝利したにもかかわらず土地の所有権が変わることはなかった。このような状況を目にしてアブラハムは慎重にならざるを得なかったのだ。
3.神様の契約はアブラハムの時代ではなく、400年の時を経てその子孫によって成就するのですが、神様がこんなにも長い時間を待たれた理由は何ですか(13、16節;参照・14:13、24)。 ->神様は、神の民と呼ばれる人々だけを一方的に偏愛される方ではないからだ。神様は同一の基準を持って人々を判断される。神様は罪が満ちるまで審判を保留し、忍耐される。
4.出エジプト以後、神様がイスラエルによってカナン人を滅ぼしその土地を支配させた理由は何ですか。これを見てどのように感じますか。 ->神様はイスラエルを偏愛しカナン人を憎まれたのではなく、カナン人の犯した罪が限度に達するほどだったために、イスラエルを通して彼らを審判されたのだ。神様は義の神であられる。
5.私たちは神様が長い間忍耐し待っておられるということを覚えて生きているでしょうか。神様は約束を果たされないではないかと、また神様の義は成就しないではないかと焦ってはいませんか。
6.神様はご自身のときにしたがってこの世界を治めておられます。自分が今神様に祈り求めていることは何か、また神様のときに従うためにはどんな心持ちでいるべきかを分かち合ってみましょう。
神様は決してのんびりと働かれる方ではありません。私たちが、まるで幼い子どもがイライラしながら親におねだりするように、神様のみこころを理解できていないだけです。子どもが親の仕事を理解できないのと同じように、私たちも神様の摂理がどんなに大きく強いものであるかを理解できないことが多くあります。ともすれば、子どもが親の心を理解することの方が、私たちが神様のみこころを理解するよりも容易であるかもしれません。それゆえ、私たちは神様を理解できないと言って恨んだりしてはいけません。むしろ理解できないからこそ神様のときを信じなければならないのです。語られたみことばを必ず成就される神様を覚えましょう。いつか世界の悪を退け、ご自身の民を用いられる神様が今私たちとともにおられることを信じて生きていきましょう。
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目録
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