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月刊QT誌(日ごとに湧く泉)の 小グループ聖書勉強のテキストとガイドが見られます。
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2014-02-26 |
2014年 3月号 3週次 |
365qt |
1801 |
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その年数を悟った
1. 本文の背景となる時期はいつですか(1節)。5章30節~6章2節の記録を参照して、この時期がダニエルにとってどのような状況だったのか考えてみましょう。 -> メディヤのダリヨス王の統治が始まった元年、ダリヨス王は太守120人と彼らの上に大臣3人を置き、そのうちのひとりとしてダニエルを選んだ。まだ、周りの人々から陥れられる前で、勢いに乗っている時期だったと思われる。
2. ダニエルが悟った内容は何ですか。何によって、ダニエルはこのような歴史の流れを知ることができましたか(2節)。 -> ダニエルは、神様の歴史を導かれる計画を悟った。ダニエルはエレミヤ書を読みながら、預言によって、エルサレムの捕われ人としての生活が70年という期間で終わることになるということを悟った。ダニエルは預言者の書によって、歴史が進んでいく流れを知ることができた。当時は、今のようなまとまった意味での聖書は存在しなかった。そんな時期に預言者の書が記録された書物は、聖書の役割を担っていただろう。
3. 書物の内容によって歴史の進む方向を悟ったダニエルが取った行動は何ですか(3節、参照/エゼ36:37)。 -> ダニエルは、歴史がどう進むかについてのエレミヤの預言を書物の中から発見し、このために自分がすべきことを悟り、神様に祈ることを決心する。断食は、神様の御前にへりくだって立とうとする切実さの表現である。
4. 神様のみことばは個人的な状況だけでなく、この時代の流れを解釈し、照らしてくれます。このようなみことばの鋭い洞察、あるいは行動指針を発見した経験があれば、分かちあってみましょう。もしそのような経験がなければ、その理由は何なのか考えてみましょう。 -> 神様のみことばによって、私たちの周りで起こっている政治的、経済的状況を解釈したり理解してみたことがあるか、または、そのような試みをしてみたことがあるかを分かちあう。
5. ダニエルの祈りの内容をよく見てみましょう(4~7節)。彼はどのような態度で、何を告白していますか。クリスチャンとして、私たちが直面する政治、社会、経済的状況を見つめるとき、どのような態度を取るべきだと思いますか。 -> ダニエルは一人称複数形の「私たち」という主語を使うことで、自分とイスラエルの民の罪を同一視し、そのようなアイデンティティを持って、民を代表して罪を告白しながら祈っている。クリスチャンは、ただ個人の救いや繁栄、霊的な利益だけを追い求めながら生きる者ではない。自分が属する民族と教会の一員として、共同体意識を持って祈り、努力する者でなければならない。
6. ダニエルは、エレミヤ書から得た歴史の進む方向と流れに関する正しい悟りをもとに、神様の御前に民族の代表として祈り求めています(参照/ネヘ1:4~10)。神様のみことばは、私たちが誰なのか、どこに立っているのか、どこへ向かって進むべきなのかを教えてくれます。このような新しい認識の地平がみことばを通じて開かれることを慕い求めながら、ともに祈りましょう。
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目録
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